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部屋を広く見せる

プロが教える!部屋を広く見せる7つの方法 

投稿日:2020年4月21日 | 最終更新日:2022年11月20日

インテリアコーディネートの仕事の中で、「部屋を広く見せたい」とご相談を受ける機会は非常に多いです。

「部屋が広く感じる」ということは、日々の生活に豊かさが生まれますし、より快適に毎日を過ごせることに間違いはありません。

その為には、先ずは「モノを減らす」ことが一番ですが、「もう減らすものがない」という方にとっては、「この後どうすればもっと広く見せれるのか」と、悩んでいる方もおられるかもしれません。

そんな「断捨離もそこそこ頑張ったインテリア上級生」の皆さん、「インテリアのちょっとした工夫でもっと広がりを感じさせることができる」なら、是非試してみたいとは思いませんか。

そこで今回のブログは、「インテリア上級生向け 部屋を広く見せる7つのインテリア術」をお伝えしていこうと思います。

①採光をとる

「明るい部屋」は広く見えます。

窓から入る太陽の光を遮るようなものは、窓回りに置かないように心がけましょう。

腰から上に高さのある家具(トールサイズの家具)を窓にかかるように配置するのは、窓面積が小さくなりその分明かりが入ってこなくなるので、一番に避けてほしいことです。

また、腰高の家具(例えばチェストやデスク)を、「この部分の窓は開閉をしない」からといって掃き出し窓(窓の底辺部分が床まである大きな窓)の前に、ドンと設置することも避けましょう。

レースのカーテンは透明感のあるものを選び、ドレープカーテン(厚地のカーテン)の色は薄く明るいものを選ぶと部屋を明るく感じることができ、広く見せる効果があります。

昼間はしっかりタッセル(カーテンを束ねて留めるためのバンド)でドレープカーテンをとめて、ドレープに幅が出て光を遮ってしまわないように、開口をなるべく大きく取るようにしましょう。

北側の部屋は、南側に比べると採光にも差があり暗くなってしまいます。

窓廻りは特に注意して、「物置部屋」とならないよう注意しましょうね。

②カーテンの設置位置と色柄

カーテンは、部屋のイメージを左右するインテリアとしてとても重要なアイテムの1つです。

部屋を広く見せるコツとして、窓の大きさに関係なく、高い位置(天井)から床まで垂らすよう設置してみてください。

掃き出し窓は大きさに関係なく天井から吊り下げ、腰窓も天井から床上までの丈にします。

このように、縦のラインを強調することで天井高を強調し、またそうすることで解放感が生まれます。

色は、明度(明るさ)が高い(明るい)ものを選び、柄は小さな物や縦縞柄がおすすめです。

「明るい色」や「小さな柄」は、重さや圧迫感がなく同時に広がりを感じさせてくれるでしょう。

③家具を置きすぎない

床面を多く見せるほど、部屋は広く感じます。(当然ですね…;^_^A)

目安は、「部屋の床面積に対して置き家具を1/3ぐらいに収める」ように配置することです。

家具の並べ方もポイントで、床面が2/3見えていても、人の動線がジグザグになってしまうような家具の配置はNGです。

片側に寄せるなどして、家具の配列に注意しましょう。

永く暮らすほどモノは増えていき、それらを収納する為に新しい家具や収納ケース類を購入しがちです。

購入した家具や収納ケースを床置きしてしまっては、床面積を狭くしてしまう上に、生活する場所が圧迫され暮らしに豊かさが生まれません。

整理収納を心掛け、「今ある家具に収まるだけ」に断捨離して、新しい家具や収納ケース類の購入は、なるべく避けるようにしましょう。

一方、「見せる床面積」にこだわりすぎてラグを敬遠される方をお聞きしますが、「インテリア性」を求める上では、私はラグ敷賛成派です。(笑)
 ※何故「ラグ敷賛成派」なの?→→『フローリングでのラグの必要性とは

リビングにソファやテーブルを置いたときは、是非その下にラグを敷きゾーニングするようにしてください。

ラグなしで、フローリングに直接ソファやテーブルを置いてしまっては、あまりにも殺風景でお部屋としてメリハリがありません。

もし、そのラグで床面積の空きスペースがなくなったとしても、気にしないでください。

選ぶラグが、明度(明るさ)の低い(暗い)色でない単色(柄物でない)であれば、狭く感じることはないと思います。

④鏡の使い方

リビングやダイニングに、大きな鏡を置くことをおすすめします。

鏡は、反射率が高いので室内を明るくさせる効果があるほか、目の前の空間を映し出すことにより奥行が出て、広がりを感じさせてくれます。

照明を映し出すとキラキラ感が増しますし、戸外を映し出したら解放感や、そこにグリーンがあるならよりナチュラル感も生まれ、おしゃれ度がアップします。

鏡は、大小の大きさを選べたり枠のデザインが色々選べれるので、ご自分の部屋のイメージに合わせて楽しんで選んでみてください。

「鏡のインテリア」は、設置場所や設置の仕方など少し難しさを感じるかもしれないので、インテリアコーディネーターに相談されるとよいかもしれません。

⑤ロータイプ家具を選ぶ

家具を選ぶ時は、目線より低いものを選びましょう。

一般的な高さの家具と比較した場合、低い家具は、動線を取りやすくて部屋を開放的に見せることができるからです。

また、どっしり重厚なものは避けフレームの細い繊細感のあるなものが、より部屋を広く見せる効果を得られます。

ロータイプ家具だと「収納力がなくて困る」という方は、逆に、天井まで届くような壁面収納付き家具にしてはいかがでしょうか。

家具の天板が天井まで届いていると、壁と一体化していますので、圧迫感はあまり感じられなくなります。

ただしその時の注意として、オープンになっている棚部分には、物を置きすぎないようにしてください。

ついついオープン棚にはモノを飾ったり並べたりしがちです。

何もない空間やゆとりの空きスペースが広さを感じさせてくれるので、飾りたい雑貨などはセンス良くセレクトして、余裕の空間を作りながら置くよう心がけましょう。

そうそう!! 間違っても、ロータイプ家具の上に、積み上げるような収納は避けるべきです(笑)

腰より高いものは、圧迫感が増すばかりでより部屋を狭く感じさせてしまいますよ!

⑥ベランダやバルコニーの活用

ベランダやバルコニーのような屋外も、部屋の延長として活用しましょう。

屋内の床レベル(床高さ)と同じにしてデッキ材などを設置することで、屋内から屋外へ続くフラットな空間は、間違いなくお部屋を広く見せてくれます。

ホームセンターなどで部材を買ってDIYすることは可能かもしれませんが、特にマンションにおいては、避難ハッチ周りの施工方法や、大規模修繕時の一時撤去などが必要なので、気を付けてください。

⑦色を統一する

「部屋を広く見せる」最後の提案は、「徹底して白のインテリアにする」です。

「白」は、明るさがあり膨張色でもあることから、どんな色よりもお部屋を広く感じさせる効果があります。

ただ、真っ白な空間は知らず知らず焦燥感に駆られたり、また、汚れが気になってしまうような方はより神経質になってしまうので、人によっては難しいインテリア色になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「部屋を広く見せる」ために、すぐにチャレンジしていただける7つのインテリア術をご紹介してきました。

「部屋を広く見せる」ことで、日々の暮らしがもっと楽しく快適になることは間違いないと思いますよ♪

できそうなものから始めていただけると嬉しいです。

もし、今から新築やリフォームをお考えの方がいらしたら、「部屋を広く見せる」方法は上記だけではありません。

株式会社COLORHOUSEでは、新築設計・インテリアコーディネートを承っておりますので、是非ご相談相手の候補にお選びください。

海外インテリアや色彩提案を得意としていますので、ご興味のある方はご連絡をお待ちしています。

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