
洗練された海外インテリアを再現するために抑えるべき4つの事
投稿日:2021年7月26日 | 最終更新日:2021年7月26日
「海外インテリア」の雑誌やSNSの紹介画像などを見てみると、洗練されたデザインやカラフルな色遣いのインテリアに、思わず溜息が出てしまいますよね。(笑)
そんな「海外インテリア」にあこがれる方は、多いのではないでしょうか。
欧米と日本のインテリアを比べてみると、そのコーディネート感覚の違いを感じてしまいます。
そこで今回は、欧米インテリアを中心に「なぜ海外インテリアはおしゃれで素敵に見えるのか」を意識しながら、「我が家を海外インテリア風にするには?」を考えていきたいと思います。
床・壁・天井の仕上がり
まず注目したいのが、部屋の大部分を占める床・壁・天井の仕上がりです。
床は、「無垢材」や「タイル」で仕上げる場合が多くみられます。
日本では、扱いのし難さから何かと敬遠されがちの素材ですが、日本でほぼお決まりのように使われている「複合フローリング」や「タイル風CF」よりも、見た目の風合いが抜群に素敵です。
壁・天井仕上げは、基本的に「壁紙(クロス)」を使うことが多い日本に対して、海外インテリアでは「ペンキ」や「塗り壁」が見られます。
ちょっとした汚れの補修や壁色(壁紙)を変えるリフォームは、業者任せではなく自分たちですることがほとんどで、愛着もって住まいのメンテナンスをする姿勢は「見習うべき点だなぁ」と思っています。
カラーコーディネート
日本で、床・壁・天井に使われる色は基本的に「白」が多く、もしくは少しニュアンスのある白でも、暖色系に寄った「ベージュ」がほとんどではないでしょうか。
海外インテリアでは、同じ「白」でも「漆喰」のような塗り調にデザイン性のあるものや、カラフルな色調の壁紙やペイントを斬新に使ったり、ユーモアや遊び心あるカラーコーディネートが目を引きます。
日頃、お客様との打ち合わせの中で思うことは、
「色のあるインテリアに興味はあるけどセンスがないので無難な白い壁にしておきます…」
と、考える方が非常に多いということです。
住空間は、何より住まう方が心地よければそれが一番素敵なカラーコーディネートとなるので、気になる色があるならどんどん使って楽しんでみてほしいと思います。
先に述べました、「自分たちでメンテナンスをする」ことで、もっと身近に楽しむことができるのではないでしょうか。
建具とモールディング
装飾性の高い建具やモールディングを使うことも、お部屋の印象を海外インテリアに近づけることができます。
建具とはお部屋の扉(ドア)のことを指し、モールディングとは壁・天井・窓や扉廻りなど見切りに使われる部材のこと言います。
建具参考→ こちら
扉(ドア)金物参考→ こちら
モールディング参考→ こちら
※サンタ通商HPから
おしゃれな小物使い
海外インテリアの魅力的な点は、雑貨など小物類の飾り方にもあります。
欧米では、自分の好きなものを好きなようにコーディネートするという考え方が重要のようです。
壁面に飾られるアートや写真は必ず目にするインテリアですし、風変わりなオブジェもよく見かけます。
何でも置けばよいということではなく、配置やデザイン・カラーもこだわりを持ちたいですね。
小物類のコーディネートが難しい、という方は、先ずはコーナー作りから始めてみるのはいかがでしょうか。
コンソール(飾り台)をお玄関又はリビングに置いて、その上に小物(雑貨や・写真など)や花を飾ります。
近くにコンセントがあるなら、間接照明をおいて「灯りの陰影」を楽しむのも素敵です。
照明の選び方
「海外インテリア」に近づけるために、家具選びをするより先に、「照明の光」の選び方にこだわってみてください。
「温かみ(オレンジみ)のある白熱色(電球色)」に照明光を変えるだけで、お部屋の印象は随分変わります。
リビングやベットルームなどくつろぎを求める空間では、天井照明だけではなく間接照明を併設することで、より落ち着いた雰囲気の部屋作りが可能です。
日本は面照明の文化があるので、間接照明だけでは物足りなさを感じるようですが(暗く感じる)、寝室が寝る為だけに使われるお部屋(趣味のお部屋として使わない)なら、間接照明を使用するだけにしてみてはいかがでしょうか。
洋画で見るようなベッドルームを、再現してみましょう。
まとめ
日本では、同じ空間にあるもの、例えば家具は同じテイストのものをキチンと揃えてコーディネートするのが一般的です。
ところが、海外インテリアを見ていると必ずしもそうではなく、
「食卓テーブルに合わせたチェアのデザインはバラバラですが、色を合わせることで統一感が生まれている」
といったコーディネートも見かけます。
違うデザインであっても、捨てることなく自分たちで好みのテイストに変えてコーディネートしています。
このように、ちょっとした工夫や自由な発想でも、魅力ある「海外インテリア」は生まれるのではないでしょうか。
㈱COLORHOUSEでは、イギリスインテリアをご提案しています。
「海外インテリア」に関してご相談事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。