
インテリア配色でおしゃれな空間を作る4つのポイント
投稿日:2020年10月1日 | 最終更新日:2020年10月8日
友人の部屋などに遊びに行った時に、「なんておしゃれな部屋なんだろう!」と感動したり、反対に「あれ?何かバランスが悪いかもしれない?」、と感じたことはないでしょうか。
この中で重要なのは「配色のバランス」で、そのバランスが原因で部屋の雰囲気が大きく変わってきます。
こちらのブログでは、インテリアをよりおしゃれにみせる、バランスの良い配色比率などを紹介していきます。
インテリアの色配色には黄金比率があった!
魅力的な部屋は、家具のデザインがすばらしいだけでなく、全体の配色が良いことが多いです。
偶然にベストな黄金比率になっていた場合もありますし、住まう方が黄金比率を知っていて組み合わせをしっかりと考えているケースもあります。
どちらにしても黄金比率を意識すると、まるでモデルルームの中にいるような魅力的な部屋を作れるのです。
カラーの配色の黄金比率は、「70:25:5」と言われていて、配色の中で一番面積を占める70%の比率の色をベースカラー、次に占める25%はお部屋の雰囲気をより強調させる色となりアソートカラーと言われています。
具体的には、部屋のハード部分にあたる床・壁・天井などの色がベースカラーの部分で、次に部屋のイメージをつかさどる部分の家具・ソファ・カーテンなどの色はアソートカラーになります。
残るアクセントカラーは、全体の5%を配して部屋にアクセントを持たせ、キュッと全体をまとめる役割を担います。
例えば、ソファのクッションや飾る小物などにこのアクセントカラーを効かせると、スパイスの効いた配色になるのです。
先ずはベースカラーとアソートカラーを決め、次にアクセントカラーを選ぶという色彩計画の流れになります。
色の選び方はどうしたらいい?
ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーのすべてを好きな色にしたら良いのかというと、そう言った訳ではありません。
何故なら、必ずしも「好きな色」が、部屋の配色に「統一性」をもたらす色とは限らないからです。
ベースカラーになる箇所は広範囲で、床・壁・天井部分になりますので、あまり主張のない色の方が好ましいでしょう。
一般的によく使われているのが、ホワイト・オフホワイト・ベージュなどです。
弊社が提案する「イギリスインテリア」では、そのイメージに倣って個性的な色を入れる場合もありますが、日本人が基本的に好みやすいのは、ホワイト・オフホワイト・ベージュが多いです。
アソートカラーを配する箇所は、ソファ・カーテンなど比較的広めの箇所で、インテリアの中でも主役的な色になります。
どのような「色」をするかで部屋の印象を大きく変えます。
単純に「色み」だけを考えるのではなく、その色みの「明るさ」や「鮮やかさを」も考えて、「色」を三次元的に検討してみるとよいでしょう。
アクセントカラーについて
ベースカラーやアソートカラーは配する面積が広い為、個性の強い色にしてしまうと、部屋が狭く感じたり飽きがきてしまうということが考えられます。
反対にアクセントカラーは配する面積が狭いので、個性の強い色でもやかましくなく、ベースとアソートの色味が引き立て役となって、本来持っている色の効果よりより美しく感じます。
逆に淡い色や地味な色だと、アクセントカラーとして印象に残らないケースもあります。
比率を意識しながら、アクセントカラーに個性的な色を選ぶことで、おしゃれ度もアップするのではないでしょうか。
色の組み合わせは1色だけでなければならないという決まりはなく、相性の良い色であれば2色~3色組み合わせてあげてもいいでしょう。
アクセントカラーを組み合わせて使いたい
例えば、選んだカーテンが
- ベースはグリーン
- 柄はレッドとパープル
だったとしましょう。
この時、部屋のアソートカラーはグリーンです。
アクセントカラーとしては、レッド又はパープルの1色でももちろんいいですし、もしくはレッド&パープルの2色を使うこともとてもお勧めです。
インテリアの配色を考える際に、単色同士だと簡単で部屋作りもしやすいのですが、単調に見えてしまうので面白みに欠けるかもしれません。
このように数色を組み合わせることで、少し上級のインテリアコーディネートが楽しめます。
初心者のための色の組み合わせ
一般的に、複数の色を組み合わせる時に相性が良いとされる組み合わせの事例を挙げてみましょう。
- アソートカラーがグレー・茶色・白などの無彩色の場合は、アクセントカラーが派手でも問題ありません。
- アソートカラーが派手な有彩色なら、その色と相性の良い色又はグレーやホワイトをアクセントカラーとして使うのが良いでしょう。
- 多色使い(マルチカラー)をしてまとまり感を出したいときは、トーン(色調)を揃えましょう。
- 補色(反対色)同士のコーディネートは、コントラストの効いたイメージになります。例えば青緑―赤、青―橙、紫―黄のような配色は、POPな、カジュアルなイメージになります。トーン(色調)に気を付けて選色しましょう。
- アクセントカラーの組み合わせとして一番簡単なのが、同系色を使ったカラーの組み合わせです。例えば赤-ピンク、水色―濃紺の組み合わせはとても相性がよくなじみがよいです。
まとめ
おしゃれだと感じる部屋のインテリアの色を見てみると、実は70:25:5の黄金バランスになっています。
そしてアクセントカラーも同系色や反対色などが組み合わせられていて、色の面積は少なくてもおしゃれに見えるのが特徴です。
㈱COLORHOUSEは色彩計画を強みとしたデザイン事務所です。
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