フローリングでのラグの必要性とは
投稿日:2020年6月7日 | 最終更新日:2020年6月8日
お掃除ロボットの普及率があがり、「ラグを敷かない派」が増えているようなことを耳にします。
一部のお掃除ロボットはラグのお掃除が苦手なようなので、隅々まで働いてもらおうと思うとラグは不要になってしまうようです。
また、お客様とインテリア相談の際も、「ラグは必要ですか?」と尋ねられる機会が増え、「ラグは当然敷くべき!」と思っている私にとって、その感覚の違いに戸惑っています。
そこで今回は、ラグを敷くメリットをご紹介して、ラグの良さを知っていただけたらと思います。
ラグの基本の使い方
もともとラグは、暖を取るために毛皮を敷いたり、涼しさを求めるために植物の皮を敷いて腰を下ろしたりするなど、生活をより快適にする為の敷物でした。
また、床に座って作業をするときはクッション代わりになって、お尻の痛みを和らげてくれます。
このように、ラグは機能的に使われていたようです。
現代でもそのような使い方は続いていて、例えば、冬場は毛足の長いラグが足元を暖めてくれますし、夏場はイグサ素材のラグが涼しさをもたらしてくれます。
また、床でくつろぐときは、フローリングに直に座ることはなく、ラグが敷いてあればその上に座ろうという意識が、自然と生まれるているのではないでしょうか。
「傷」から守る
特にダイニングは、椅子の出し入れで引きずってしまうことによって、フローリングに傷が入ってしまうことが気になります。
また、毎日の食事をする場所なので、皆が頻繫に集いうっかり家族の誰かが重いものを落としてしまうという可能性も高いかもしれません。
ラグを敷いていれば、そういった事故が起きてしまっても、傷や凹みを和らげてくれることができると思います。
このように、ラグを敷くことで、修理が容易ではない床仕上げの傷や凹みを守ってくれる役割があります。
因みに、ダイニングでラグを敷く場合のサイズですが、椅子の出し入れのスペースを考える必要があるので、少し大きめを用意する必要があります。
もし、一般的な4人用のダイニング(1500×850)なら、≒1700×2400のラグを合わせるとよいでしょう。
このサイズであれば、椅子を引いた時でも十分なサイズがあるので、引きずった時の「音」も気にならないと思います。
集合住宅にお住まいの方なら、階下への配慮にもなりますね。
埃っぽくならない
フローリングは、ラグの上を歩く時よりも小さな埃が舞い上がっています。
繊維でできているラグの性質上、埃は絡みついてフローリングのように舞い上がったりしません。
考え方によっては、だからラグの方が不衛生ではないかと思うところもありますが、どちらにしても埃は存在するので、細やかな掃除は必要です。
ゾーニング効果
ゾーニングとは、空間を視覚的・機能的に分ける計画のことを言います。
例えば、リビングにあるソファの足元にラグを敷くことによって、ソファ廻りを華やかに演出して、視覚的にリビングスペースであるということを訴えることができます。
色やデザインによって、お部屋のイメージを際立たせ、空間デザインにおいて重要な役割をしている存在です。
空間にメリハリを与えるために、必要性の高いインテリアと言えるでしょう。
まとめ
ラグを敷くメリットを4つの視点から見てきましたが、やはり一番にお勧めしたいのは4番目の「ゾーニング効果」です。
インテリア性を高めるうえで、ラグはあるべきアイテムだと思っています。
「見た目が大事」といいますが、ラグがあるのとないのとではお部屋の雰囲気が随分違ってきます。
「おしゃれな部屋」を目指すなら、是非ラグにも目を向けて、お部屋のイメージに合うものを選定してほしいと思います。
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