
ベッドルームの照明・配置【上質な睡眠を得る5つのポイント】
投稿日:2020年5月13日 | 最終更新日:2020年6月3日
毎日の疲れを癒す寝室は、どのような「ベッド配置」や「インテリア」がベストなのでしょうか。
1日平均7時間という長い時間を過ごす場所なので、極上の癒しを感じられる理想のお部屋にしたいですね。
上質な睡眠のための寝室を、5つの視点から考えてみましょう。
ベッドの配置
ベッドはヘッドボードを壁側に沿わすよう、壁に対して垂直に置きましょう。
部屋の広さにより難しい場合もあると思いますが、壁に沿わせてベッドを配置するのではなく、両側からベッドに入れるようヘッドボードを壁に沿わせて配置するようにして、両サイドは空けておきます。
ベッドの長手方向を壁に沿わせて配置するのを多く見かけますが、その配置だと、冬用の掛け布団が壁に当たり片側へずり落ちたり、それを避けるためにベッドを壁から離して配置することで枕元に置いた小物などが落ちてしまったりと、煩わしさが付きまといます。
また、床で作業することがないのなら、床面を広く空けておく必要はなく、ベッドとその他家具をバランスよく配置する方がよいと思います。
その際は、部屋の中の動線を考えて、収納の前は約90㎝・通路は約50㎝のスペースを確保して、移動がスムーズにできるようにはしておきましょう。
特にシニアの方のベッド配置は、将来の介護に備えて人が通れる様にしておくことが必要です。
ベッドルームの照明
睡眠と照明には深い関わりがあります。
ですから、天井に昼白色のシーリングライトだけがポンッとついてるだけでは味気なく、優しい光に包まれながら、くつろぎと安らぎを感じる方がよいのではないでしょうか。
そこで癒される照明を考えてみました。
- 色光はオレンジ系の白熱色がおすすめです。
- 直接、照明光が目に入らないよう配置に気を付けましょう。
特に、ダウンライトは足元にくるように設置場所に注意してください。 - 間接照明を使って陰影を楽しみましょう。
天井照明をやめて、ブラケットやスタンドだけならロマンチックな空間を演出することができます。 - 寝る前に読書などを楽しみたいという方には、動作に合わせてコントロールできる、調光調色付照明が便利です。
- シニアの方には、夜中のトイレ時に目が覚めてしまわないように、ほのかな照明はいかがでしょうか。
鏡の置き方
寝室は、鏡の置き位置に注意しましょう。
ベッド横に、ドレッサーなどが置いてある場合、鏡の向きを見直してみてください。
自分が寝ている姿が、鏡に映る鏡の置き位置はNGです。
鏡は反射率が高いので、安眠が妨げられ深い眠りにつけません。
また、鏡は人の情念を跳ね返すと言われており、悩みや不安・イライラがあるとそれらマイナスの感情が跳ね返って、眠れなくなったりリラックス効果が妨げられたりするようです。
どうしても位置を変えることができない場合は、ファブリックを被せて鏡面を隠してしまいましょう。
湿度
一年の四季に応じて寝室の環境を変えたいところですが、特に夏と冬の温度と湿度に、大きく差が出る季節は気配りが必要です。
夏の目安の適温は26度、湿度は50~60度です。
扇風機やエアコンを使う場合は、風が直接体に当たらないように気をつけましょう。
タイマーをセットするときは、3時間後にOFFになるよう設定します。
これより前だと、深い眠りに入る前に部屋が暑くなって目が覚めてしまうことがあるからです。
冬の目安の室温は16~20度、湿度は50~60度です。
冬は空気が乾燥しているので、加湿器や濡れタオルなどで湿度を調整すると良いでしょう。
寝室が乾燥すると、鼻や喉の粘膜を痛めてしまい、睡眠の質が下がる恐れがあります。
インテリアカラー
眠りを誘う色や、上質な眠りを導く色は青~紫系です。
カーテンやベッドカバーの色を、青・青紫・紫色などにしてアクセントカラーとしてコーディネートしてみてください。
青~紫系は寒色なので、使いすぎるとお部屋が冷たい印象になってしまうので気をつけましょう。
一方、シニア世代の視力は弱ってくるので、紫や青のような暗い色は「黒」に見えがちです。
黒い部屋は気分を落ち込ませるだけでなく、足元も見辛く危険が伴いますので、明るくきれいな色を用いて明るい雰囲気にしましょう。
まとめ
部屋其々の、窓や扉の位置又は枕の向きなどを考えると、ご紹介したような配置やインテリアが難しい場合があると思います。
それでも、例えば、「50㎝確保は無理でも女の子の部屋なので40㎝でもOK」だったりなど、少し調整することで、快適なお部屋に変えていけるのではないでしょうか。
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