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カフェ風インテリア

カフェ風インテリアに挑戦!ダサくならないコツと実例を紹介

投稿日:2025年5月26日 | 最終更新日:2025年5月26日

おしゃれで落ち着きがあって、リラックスできるカフェのような空間をおうちのインテリアに取り入れてみませんか?

カフェ風インテリアはちょっとしたテクニックが必要です。思いつきで挑戦すると生活感が強調されてしまうことがあるので、失敗を防ぐにはコーディネートのコツをチェックしておくことが大切です。

本記事では、インテリアのプロがカフェ風インテリアを成功させるコーディネートのポイントを解説します。おしゃれな事例もご紹介するので、カフェ風インテリアを楽しみたい方はぜひ最後までお読みください。

カフェ風インテリアを楽しもう!コーディネートの5つのコツ

カフェ風インテリア

カフェ風インテリアに挑戦するにあたって、意識すべきポイントは次の5つです。

  1. 理想のテイストをイメージする
  2. 配色と素材を考える
  3. 隠す収納と見せる収納を使い分ける
  4. 家具やインテリア小物にこだわる
  5. カフェ風のレイアウトにする

それぞれのコツを詳しく解説します。

1.理想のテイストをイメージする

ひと口にカフェ風インテリアといっても、ナチュラルやヴィンテージ、インダストリアルなどさまざまなテイストがあります。

インテリアはテイストがブレると統一感がなくなり、まとまりのない空間になってしまいます。お部屋をおしゃれなカフェ風にコーディネートするなら、理想のイメージを明確にし、テイストに軸を持たせることが大切です。

まずはSNSやインテリア雑誌、カフェ巡りなどで好みの雰囲気をリサーチし、こうしたい!と思えるスタイルを決めましょう。テイストが定まれば選ぶべき色味や素材、小物の選び方やインテリアの方向性が自然と固まってきます。

写真やスクラップでイメージを可視化しておくと、テイストの軸がブレるのを防ぐことができます。

2.配色と素材を考える

カフェの心地よさを演出するには、家具やインテリアの色と素材のバランスも重要なポイントになります。

カフェ風インテリアは、ベースカラーに落ち着きのあるブラウンをチョイスするのがおすすめです。ブラウンは安らぎやぬくもり、安定を連想させるカラーで、落ち着いた雰囲気のカフェ風インテリアと相性抜群です。

配色はベースカラー70%:アソートカラー25%:アクセントカラー5%の比率でまとめると全体が美しくまとまります。クッションや小物類に個性の強いカラーを選ぶことで空間にメリハリが生まれ、ワンランク上のインテリアに◎

ブラウンを基調とするインテリアには、木目や観葉植物といった「天然のもの」がよく合います。カーテンの素材にリネンやコットンをチョイスするのもいいですね。

新築で壁紙や床材から選べるなら、漆喰の塗り壁やタイル、レンガ風の壁紙も選択肢になります。

3.隠す収納と見せる収納を使い分ける

カフェ風インテリアは、キッチン用品をあえてディスプレイすることでカフェっぽさを演出できるメリットがあります。

隠す収納と見せる収納を使い分けたいので、おしゃれなキッチン用品や食器類は壁付けの飾り棚へ。詰め替えていない調味料や普段使いの食器など、生活感が出やすいものはキッチンボードの引き出しなどに収納しましょう。

使用頻度は高いけど見た目がおしゃれじゃない…そんなアイテムを出しっぱなしにしたい時は、ラタンのカゴなどに入れてあげると生活感を隠すことができます。

新たにキッチン用品や調理器具を買い足す時も「ディスプレイできるか」を考えてみると、カフェ風インテリアがより一層楽しくなるはずです。

4.家具やインテリア小物にこだわる

おしゃれなカフェのインテリアをじっくり観察すると、テーブルやチェア、照明器具など一つひとつにこだわりが詰め込まれていることに気付きます。

たとえば、おしゃれなカフェで天井直付けのシーリングライトを設置しているお店はほとんどありません。理由は、一般住宅でよくある昼白色や昼光色のような光色はカフェ風インテリアから遠ざかってしまうからです。

反対に、デザイン性のあるペンダントライトからオレンジがかった明かり(電球色や白熱色)が灯されている空間は陰影が生まれます。

上級者向けには、観葉植物や壁を間接照明で照らしてあげるテクニックもおすすめです。真っ白で少し寂しい印象を受ける壁も、間接照明を当てることでお部屋全体が洗練された雰囲気に早変わりします。

もう一つ、カフェ風インテリアでおすすめしたいのが「黒板機能のある壁紙」です。カフェにあるような黒板メニューを壁紙で再現し、それをインテリアとして活用することができる優れものです。

画像引用:サンゲツ

4面ある壁のうち、1面だけ黒板クロスにするだけでそれ自体がアクセントとなり、カフェっぽさを演出することができますよ。

5.カフェ風のレイアウトにする

お部屋をカフェっぽくコーディネートする場合、レイアウトにも工夫が必要です。

たとえば、キッチンとダイニングの間にオープン棚を設置すると心地のよい場所を明確にゾーニングできます。本棚にお気に入りの本をずらりと並べたら、ブックカフェのような雰囲気に早変わりします。

新築やリフォームであれば、対面キッチン×カウンターテーブルもおすすめです。バルコニーやテラスにもカフェ要素を取り入れると、毎日のティータイムを特別な時間として楽しむことができるでしょう。

カフェ風インテリアのよくある失敗例

カフェ風インテリアがダサくなってしまう理由で多いものが次の3つです。

  1. 生活感が強調されている
  2. ものが多すぎる
  3. 配色にまとまりがない

それぞれの失敗例と対処法を詳しく解説します。

1.生活感が強調されている

カフェ風インテリアは非日常的な心地よさが魅力の空間ですが、生活感が前面に出てしまうとその雰囲気が一気に崩れてしまいます。

家電のコードが丸見えだったり、日用品が無造作に置かれていたりするとカフェっぽさは失われ、一気に「リアルな生活の場」に。生活感がにじみ出るものはできるだけ隠したいので、収納やインテリアの工夫が必要です。

具体的には、生活感が出やすいティッシュはおしゃれなケースに詰め替える。収納場所に困る小物をまとめて収納できるボックスを用意するなどの方法があります。

2.ものが多すぎる

お部屋をおしゃれに見せたいからといってあれこれ装飾を増やしすぎると、かえって雑多な印象になってしまいます。

上質なカフェ風インテリアは余白は空間の抜け感を意識したいので、空間に対して家具や小物を詰め込みすぎないよう注意が必要です。

インテリア小物は厳選した上で、置き場所には必ず余白をつくること。シンプルな配置と空間のゆとりが、洗練されたカフェスタイルを引き立てます。

3.配色にまとまりがない

おしゃれな空間には統一感があるという共通点があります。

カフェ風インテリアはをディスプレイする楽しみがありますが、やみくもに並べるだけでは統一感が出せません。インテリア小物のテイストや配色にはある程度の統一感が必要です。

統一感を出す方法の一つに「配色」があり、色のトーンを合わせることが成功のカギです。配色はベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーを基準に、ブラウンやグレー、白、ベージュなどの落ち着いた色を選びましょう。

個性を出すのがアクセントカラーで、好きな色をエッセンスに加えます。アクセントカラーは多少派手かな?と思うカラーでちょうどいいので、遊び心を交えながらコーディネートを楽しんでみてください。

インテリア配色で困ったら、色彩計画が強みの【株式会社COLORHOUSE】までご相談ください。

カフェ風インテリアのおしゃれな実例5選

最後に、参考にしたいカフェ風インテリアのおしゃれな実例をご紹介します。

1.家族や友人と過ごす時間を充実させるおうちカフェのような空間

壁一面の大きな窓ガラスの側にテーブルとチェアを設置し、本物のカフェのような空間を演出した事例です。

おしゃれなコーヒーメーカーや積み上げられたカップ類、カウンターテーブルに並べられたケーキスタンドがカフェっぽさを強調。お部屋全体がナチュラルテイストで統一されているので、ものは多いのに雑多な印象は受けません。

窓の外に見えるグリーンもインテリアの一部として活用されている上級コーディネートです。

2.つい長居したくなるようなカフェ風レイアウト

こちらの事例は、テーブルを挟んでチェアを向かい合わせにするカフェ感満載のレイアウトです。

眺めのいい窓を中心にチェアやソファを配置すると、そこにいる間は居心地のよいひとときが過ごせます。今日はどんなドリンクをチョイスしようかと、毎日のティータイムが楽しみになりそうな空間です。

インテリア自体はシンプルなのに、レイアウトをちょっとだけ工夫するだけでカフェっぽさを強調できる事例です。

3.

カフェ風インテリアは、お気に入りのキッチン用品をディスプレイできるのが魅力の一つ。

飾り棚を設置したら、見栄えのいいカップを可愛く並べてみましょう。ボトルを詰め替えれば調味料もインテリアの一つとして成立します。

対面キッチンとカウンターテーブルは、カフェっぽさを強調する組み合わせです。夜は間接照明を駆使してバーのような雰囲気を楽しむこともできそうですね。

4.モノトーンでまとめた空間は大人向けのムードある雰囲気に

大人っぽいモダンなテイストがお好みの方には、濃淡のあるグレーで品よくまとめるコーディネートがおすすめです。

美しく並べられたグラスがインテリアとして大活躍。まるでワインショップにいるような雰囲気を味わえるワインストッカーも素敵です。

キッチンでおつまみを作りながら、作業台でおしゃべりしながら、楽しみ方が自由自在なキッチンです。

5.解放感あふれる庭をカフェテラスとして活用

カフェ風インテリアを叶えるのは、何も室内だけではありません。

庭やベランダ、バルコニーなど、チェアとテーブルを設置できるスペースがあれば屋外でもカフェタイムを楽しめます。周囲を豊かな自然に囲まれた立地なら、木花が天然のインテリアとして大活躍します。

屋外にテラス席を設置する場合は、室内とのつながりを感じられる場所にチェアと椅子を並べましょう。お天気のいい日に外で楽しむティータイムは、心と体の健康にもいい影響を与えるはず!

憧れのカフェ風インテリアはプロに相談するのがおすすめ

インテリアをおしゃれなカフェ風にコーディネートするには、配色や素材、家具・インテリア小物の選定が非常に重要です。

「とりあえず」「何となく」ではじめると雑多な印象が強調され、理想とは程遠い仕上がりになることも。失敗を防ぐには、イメージするテイストの軸がズレないような工夫が必要です。

理想のカフェ風インテリアを実現したい方は、自己流でトライせず、インテリアのプロに相談するのがおすすめです。インテリアコーディネーターはお客様の好みに寄り添いながら、プロならではの視点でおしゃれで快適な空間をコーディネートしてくれます。

「センスに自信がない」「どうしても生活感が出てしまう」といったお悩みは、株式会社COLORHOUSEまでご相談ください。お客様の理想のカフェ風インテリアを叶えるお手伝いをさせていただきます。

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プロフィール

(株)COLORHOUSE代表の廣田です。
色彩計画と欧米インテリアを得意としています。
インテリアでお困りの方はお気軽にご相談ください。