
あなたに最適なキッチンの高さを求める2つの方程式
投稿日:2020年4月24日 | 最終更新日:2020年6月3日
毎日のキッチン仕事、ストレスなく過ごせていますか。
人によっては、肩こりや腰痛など、不快感を感じている方もおられるのではないでしょうか。
キッチンは、利用者に応じて使いやすい高さがあるので、もしかするとそれらのストレスは、「キッチン高さ」からくるものかもしれません。
ストレスを感じることなく、使いやすい「キッチン高さ」について考えてみましょう。
「キッチン高さ」が気になる3つの場所
- 調理台:食材を切ったり配膳したりする調理台は、細かい作業で集中する場所です。
集中するあまり、低すぎると疲れやすく肩こり・腰痛の原因になる恐れがあります。 - シンク:シンクは、底の部分が調理台より下がっています。
もし、調理台部分で低く感じていたら、シンクはもっと低くなってしまうので、本当に使い辛い場所となってしまいます。
少し高めの方が使いやすさを感じるかもしれませんが、反対に高すぎると、今度は水はねが気になることになります。 - コンロ:コンロは、ガスとIHとで高さの感覚が違ってきます。
ガスは、五徳ががある分高くなるので注意が必要です。
例えば、中華料理のように鍋をもって炒める作業は、五徳より高い位置まで鍋を持ち上げることになるので、腕の疲れを感じやすくなります。
高さを決める2種類の方法
- キッチンの高さ = 身長÷2+5 cm
例えば、身長155cm位の人は、155÷2+5⁼高さ80cm。 身長160cm位の人も同じ計算をして高さ85cm。 身長160cm以上の人は高さ90cmとなります。
因みにここでいうキッチンの高さとは、「床から調理台までの高さ」のことで、メーカーのキッチンは、80cm・85cm・90cm・95cmというふうに5cm刻みに選べるところが多いようです。 - キッチンの高さ ⁼ 肘を90度に曲げた状態から「-15cm」
この数字は、外国でみられるキッチンの高さの判別基準となりますが、日本では、①で案内されることが多いです。
ベストな「キッチン高さ」の決め方
上記のようにキッチンの高さを考えた時、3カ所の作業場所あるので、それらに応じて適切な高さが必要になってきますが、実際は、主として「調理台の高さ」をメインに考えて決定していることが多いです。
高さは、ご紹介した計算式で基準値を知り決めていきますが、何より「ご自身の使用感」がとても大切な要素となります。
基準値を目安にしながらも、使用感を確認しながら決めていくようにしましょう。
キッチンに立って作業する際、スリッパや足元マットの有無など、現況の使い勝手も併せて確認してください。
特に、かかと付きスリッパは、かかと部分で数センチの差が出てしまうので注意が必要です。
また、もし、五徳が必須のガスコンロが高すぎると感じるのであれば、IHクッキングヒーターを考えてみたり、或いはスリッパやマットで高さ調整を図ることも考えてみましょう。
造作キッチンのメリット
メーカーのキッチンだと、細かな高さ調整が難しくなります。
日々の家事が楽になるように、高さに妥協したくなければ、造作キッチンも選択の1つにいかがでしょうか。
造作キッチンだと、調理台だけでなく、シンクやコンロ部分も細かな高さ調整が可能になります。
メーカー商品だと、調理台の高さが優先して、シンクやコンロの高さもそれに付随して決定しまいますが、造作となれば、パーツごとの使用感を試しながら、本当に使いやすい高さやこだわりを追求できるでしょう。
ただその際注意が必要なのは、「価格が高くなる」ということと、「交換パーツがすぐに用意できない」ということを忘れないで下さい。
まとめ
キッチンを決める際は、ショールームに足を運びコーディネーターなどプロの方に案内してもらいながら、実際に体感してくることをお勧めします。
カタログや写真ではわかりにくいし、スケールで高さを当てただけでは実際の作業感覚が実感できません。
体感してみて、納得できるところとできないところが確認できると思います。
株式会社COLORHOUSEでは、メーカーキッチン、造作キッチン、輸入キッチンのお取り扱いをしています。
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