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ベッドルームの照明

ベッドルームは照明でおしゃれになる!癒し&快適空間の作り方

投稿日:2024年1月24日 | 最終更新日:2024年1月24日

一日の疲れを癒すベッドルームは、快適で居心地のいい空間にしたいもの。

インテリアやベッドの配置、照明など細部までこだわることで、ただの寝室が極上の癒し空間に大変身します。

とくに、照明は上質な睡眠を促すのに欠かせないアイテムです。色合いやデザイン、配置をよく考えれば、おしゃれで機能性の高い寝室が作れます。

本記事では、ベッドルームを快適&素敵な空間に変身させる照明計画についてまとめました。インテリアのプロが照明の種類と選び方も解説するので、ベッドルームの雰囲気を変えたい方はぜひ最後までお読みください。

ベッドルーム・寝室をおしゃれにしたい!照明計画のコツ

ベッドルームの照明について考える時、意識すべきポイントが3つあります。

  1. 照明の色
  2. 照明の配置
  3. 照明のデザイン

ここからは上記ポイントについてより詳しく解説します。

ポイント1.照明の色

睡眠で心と体の疲れを癒すためのベッドルームには、安らぎを感じられる色の照明が最適です。

照明の色味(色温度とも言います)は昼光色・昼白色・白色・温白色・電球色の5種類あり、それぞれ最適なシチュエーションが異なります。

色温度を表すにはケルビン(K)という単位が用いられ、その数値が高いほど青みを帯びた白っぽい色になり、低いほど黄色や赤みを帯びた色になります。

色温度が高い昼光色や昼白色は太陽光に近い色合いです。お天気のいい日中のようなイメージで、集中力やモチベーションを高めたい時に最適です。

対して、色温度の低い電球色には心を落ち着かせる効果があります。ろうそくや焚き火を眺めるとリラックスできるのと同じようなイメージだとお考えください。

以上の通り、照明の色味は人の心や体感に大きな影響を与える要素の一つです。ベッドルームを心休まる空間にするには、色温度の低い照明を選ぶことをおすすめします。

ポイント2.照明の配置

ベッドルームの照明を考える際は照明の配置にもこだわりましょう。

ベッドルームで過ごす時間、すなわち睡眠の準備をしている時間は副交感神経が優位に働きます。副交感神経が優位になると心拍数や血圧が下がり、呼吸も深くなります。

その状態で眩しい光を浴びると自律神経のバランスが乱れ、快眠の妨げとなる恐れがあるのです。

照明の光が直接目に入らないようにするには、ベッドと照明との位置関係を考えなければなりません。

たとえば目線を外すように配置したり、間接照明でやわらかい光を作るなどの工夫が必要です。寝る前に読書を楽しみたい方には、動作に合わせてコントロールできる調光・調色付きの照明も便利でしょう。

ベッドルームでは天井照明を使わず、テーブルランプやブラケットライトなどを検討してみてください。

ポイント3.照明のデザイン

ベッドルームを快適な空間にするには、照明そのもののデザインも大切です。

ベッドルームは快眠を促す場所であるため、華美すぎるデザインの照明器具はあまりおすすめできません。ポップなものやキラキラしたものよりも、シンプルなデザインの方が空間にマッチしやすいです。

デザイン自体は個性的でも色使いが落ち着いていたり、照明をつけた時に穏やかな光を放つものを選ぶようにするのがいいでしょう。どんなお部屋にもなじむ色という意味ではブラウンやベージュ、ブラックなどがおすすめです。

補足として、青や青紫、紫色は上質な眠りへ導く効果のある色です。お部屋のアクセントカラーに青〜紫色をチョイスし、その上で照明計画について考える方法もありますよ。

ベッドルーム・寝室におすすめの照明6選

ベッドルームの照明計画のコツをおさえたら、次はさっそく照明を選んでいきましょう。

ひと口に照明と言っても、その種類とデザインは実にさまざまです。ここではベッドルームに最適な照明6種類をご紹介します。

  1. シーリングライト
  2. ペンダントライト
  3. スタンドライト(フロアランプ)
  4. テーブルランプ
  5. ダウンライト
  6. ブラケットライト

それぞれの特徴を詳しく解説します。

種類1.シーリングライト

シーリングライトは、シーリング(天井)に直接取り付けるタイプの照明器具です。

日本の一般的な住宅でよく見られるタイプの照明で、天井と一体化するデザインが特徴です。圧迫感が少なく、狭いベッドルームもすっきりとした印象になります。

シーリングライトのほとんどがリモコン操作可能で、照明のオン・オフのほか調光機能や調色機能が備わっているものもあります。

ライトを交換しなくても色温度を変えられる点は、シーリングライトの大きなメリットと言えるでしょう。

種類2.ペンダントライト

ペンダントライトはコードやチェーン、金属棒などで天井からぶら下がるタイプの照明です。

ペンダントライトはデザインやサイズが豊富なので、インテリア性を重視したい方におすすめです。明るさが足りないと感じたら、ほかの照明と組み合わせて使う楽しみもあります。

種類3.スタンドライト(フロアライト)

ベッドルームの雰囲気を手軽に変えたい場合におすすめなのが、置き型式の照明です。

スタンドライトやフロアライトは天井に設置する手間がなく、コンセントに挿すだけで簡単に使える点がメリットです。配置も簡単に変えられますし、おしゃれなインテリアとしても活躍できるでしょう。

種類4.テーブルランプ

ベッドルームで読書がしたい方や夜中に照明をつける必要がある方には、ベッド横のサイドテーブルに置いて使うテーブルランプが最適です。

メイン照明はつけずにテーブルランプのみオンにすると、ベッドルームがぼんやりとやわらかな明かりに包まれます。リラックス効果を高めたり、ロマンチックな雰囲気を演出したりすることもできます。

また、テーブルランプはコンパクトなので狭い部屋でも場所を取りません。模様替えや引っ越しをしても配置しやすいメリットもあります。

種類5.ダウンライト

住宅の新築やリフォーム予定があるなら、ベッドルームの照明をダウンライトにする選択肢もあります。

ダウンライトとは天井に埋め込むタイプの照明器具です。シーリングライトのような出っ張りがなく、天井を高く見せてくれることから、近年はダウンライトを主軸にする住宅が増えつつあります。

ダウンライトには調光機能がついているものが多く、気分によって光の量をコントロールできるメリットがあります。また、角度調節できるものであれば間接照明として活用することも可能です。

種類6.ブラケットライト

ブラケットライトとは、壁面に取り付けて使用する照明器具のことです。

廊下やトイレ、階段、玄関などの補助照明として用いられることが多いですが、光の量やインテリア性の高さからベッドルームでの使用にも最適です。

見た目がおしゃれなので、ブラケットライトのある空間は華やかな印象になります。

ブラケットライトには取り付け工事が必要なものと、コンセントタイプの2種類があります。(前者で配線工事が必要となる場合は専門の業者への依頼が必要です)

ベッドルーム・寝室の照明計画で注意すべきこと

ベッドルームの照明計画を考えるにあたって、注意したいポイントがいくつかあります。

その一つが鏡の置き方です。鏡は反射率が高いので、ベッドに向けて配置すると安眠を妨げる恐れがあります。

また、鏡は人の情念を跳ね返すと言われており、悩みや不安、イライラといったマイナスの感情があると眠れなくなったりリラックス効果が妨げられたりするようです。

ベッドの横にドレッサーや姿見を配置している場合は、位置を変えるかファブリックで鏡面を隠すなどの工夫をしましょう。

もう一つ、照明計画とは少し異なりますが、快適な睡眠環境を整えるには室温と湿度にも気配りが必要です。

快適な室温の目安は夏が26度、冬は16〜20度です。湿度は通年で50〜60%を保てるよう意識しましょう。

扇風機やエアコンを使う場合は、風が直接体に当たらないように気をつけます。タイマーで3時間後にOFFになるよう設定すると、快適な室温と湿度を長く維持できます。

乾燥しやすい冬は睡眠の質が下がらないよう、加湿器や濡れタオルなどを活用した湿度調節もおすすめです。

ベッドルーム・寝室には何個の電球が必要?

6畳のベッドルームの照明にLEDシーリングライトを選ぶなら、明るさが1,000〜2,000ルーメン(lm)のものを選びましょう。※ルーメン=LED電球の明るさを表す単位のこと

通常、消費電力はワット(W)で表しますが、LEDは白熱電球よりも低い消費電力で白熱電球と同等の明るさを放つことから、LED電球ではルーメンという単位が用いられます。

1,000〜2,000ルーメンはリラックスして過ごすのに望ましい明るさで、読書をするのにも最適です。6畳なら電球の個数は1個、ワット数でいうと40〜60Wで十分です。

ルーメンをワット数に換算するとどれくらいになるかは「ワット相当」という指標で表します。電球の種類によって値は異なるので、詳細は以下の表を参考にしてください。

▼一般白熱電球(E26)の場合

ワット(W)相当値20W30W40W50W60W80W100W150W200W
ルーメン(lm)値170lm325lm485lm640lm810lm1,160lm1,520lm2,400lm3,330lm

▼小形電球(E17)の場合

ワット(W)相当値25W40W50W60W75W100W
ルーメン(lm)値230lm440lm600lm760lm1,000lm1,430lm

▼ボール電球(E26)のの場合

ワット(W)相当値25W40W60W100W
ルーメン(lm)値180lm400lm700lm1,340lm

参考
一般社団法人 日本照明工業会「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」

ベッドルームの照明でお悩みの方は株式会社COLORHOUSEまでご相談ください

睡眠環境を整えるには、ベッドルームの照明を工夫するのが効果的です。

シーリングライトで調光したり、照明器具を設置したりするなどして、快適に過ごせる照明計画を考えてみましょう。

株式会社COLORHOUSEでは、お客様の理想や好みに合わせたインテリアをご提案いたします。照明の選び方や空間作りでお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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プロフィール

(株)COLORHOUSE代表の廣田です。
色彩計画と欧米インテリアを得意としています。
インテリアでお困りの方はお気軽にご相談ください。