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平屋

【平屋のすすめ】平屋を建てるメリット・デメリット

投稿日:2021年2月17日 | 最終更新日:2021年2月17日

コロナ禍によって「住まい」の考え方が変わりましたね。

テレワークが増えて、通勤に便利な都市型住宅への関心が薄れ、郊外型住宅を意識する方々が増えてきたのではないでしょうか。

また、おうち時間を充実させる為に、「いつも家族が顔を合わし自然を感じそして仕事ができる環境」、そんなライフスタイルを思い描く方も少なくないでしょう。

そこで、提案したいのが「平屋」という住まい。

郊外なら、都市部より同じ予算で広く土地が用意できそうです。

そして、フロアがつながっていることから、常に家族の存在感を感じそこから安心感も感じることができるのではないでしょうか。

特に小さなお子様がいる家庭では、子供の様子を把握しやすく子育てに良い環境であるといえます。

屋外へのつながりもスムーズで、郊外の豊かな自然をより身近に感じることができます。

ドアや掃き出し窓から、すぐに屋外や庭に出れるという解放感は、子供やペットが一番に喜ぶポイントですね。

では、コロナ禍で変わる住まいの環境を、「平屋」というスタイルにポイントを絞って、もう少し考えてみたいと思います。

「平屋」のメリット

①効率の良い動線

「平屋」は、2・3Fへの上下移動がなく横(平行)移動だけですみます。

なので、家事や生活のための動線はとてもプランニングし易くなり、特に家事においては、その便利さをより感じてもらえると思います。

掃除機をかける手間や、洗濯物をバルコニーに干しにいく労力は、断然違ってくるでしょう。

②老後も安心

「階段がない」というのは、将来介護が必要になったとき、大きなメリットになるでしょう。

たとえ小さな段差でも、高齢者にとっては不便で危険が伴うからです。

また、子供たちが独立し残された親世代が高齢化した時、2Fは使われず物置部屋やそのまま放置状態という話も、よく聞かれるのではないでしょうか。

③構造的に安心

地震の多い日本では、耐震対策が必要です。

その点を考えると、「平屋」は2F建てに比べると高さがなく2階の重さがかからないため、建物の構造が安定して、台風や地震などの災害時でも危険性は低くなると言えます。

メンテナンス費が抑えられる

家は、定期的にメンテナンスが必要となり、かかる費用は決して安くありません。

メンテナンスとは、屋根や外壁といったエクステリアの修繕から、キッチン・トイレ・風呂などの水回り設備の取り換えという風に大掛かりなものとなります。

その中でも平屋のエクステリアは、2F建てに比べると高さが低いため、作業をするための「足場」を組む必要がないので、その費用を抑えることができます。

あまり知られていませんが、「足場」の費用は意外とかかると思っていただいた方が良いでしょう。

広々とした空間がつくれる

屋根を勾配のあるものにすれば、一部の天井が高くなり開放感を演出することができます。

「ロフト」部分を作り、プライベートルームの他、客間や収納スペースとして使ってみるのはいかがでしょうか。

次に、「平屋」のデメリットを考えてみましょう。

「平屋」のデメリット

土地の広さが必要

「平屋」の一番のデメリットは、もし同じ床面積の家を建てたいと思った時、2階建てよりも広い敷地が必要になることです。

土地から購入されるされる場合は、全体の広さと、その敷地にどれくらいの広さの家を建てたいのかを明確にして、土地探しをされることをお勧めします。

日当たりや風通を考えた設計が必要

部屋のレイアウトを考えたとき、南側にLDKや居室・北側に廊下や水回りを配することになります。

そうすると、陽が当たる部屋と当たらない部屋がはっきり分かれ、風通しも悪くなりがちです。

風通しを良くする為には、北側にも複数の窓を設けたり、建物をコの字やL字に設計することで、北側でも明るい部屋を計画することができます。

プライベートの確保が難しい

2F建てに比べると、生活すべてがワンフロアに集まるため、プライバシーの確保が難しくなります。

また、敷地に対して、道路や隣家からの視線が気にならないように建物を配すること(配置計画)も大切です。

防犯対策をする

全ての部屋が1Fに集まっているので、ドアや窓など出入口が増える傾向にあります。

セキュリティ会社の採用や、外部に人感センサーライトを取り付けたり、窓の形をスリットにして身体が入らないようにしたりと工夫しましょう。

建物の坪単価が高くなりやすい

「平屋」は2F建てと比べた場合、2F部分が1Fに集まるために床面積が広がります。

そのため基礎と屋根の面積が広がるので、その分の工事費が必要になり、割高になるケースがあります。

ただ、階段や2Fトイレなどの設備を設置する必要がないので、必ず割高になるというわけではありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「平屋」はデメリットもいくつかありますが、工夫や設計の仕方でほぼ解決できそうですね。

そしてまた、各家庭によってライフスタイルや価値観も違いますが、環境の変化や時間の経過でそれらも変化していくと思います。

「平屋に住む」というスタイルは、コロナ禍で見直されているスタイルです。

ライフスタイルや価値観でビビットきた方は、是非検討してみてください。

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プロフィール

(株)COLORHOUSE代表の廣田です。
色彩計画と欧米インテリアを得意としています。
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