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おしゃれリビング 統一感 配色

配色の基本とおしゃれなリビングの作り方5つのコツ

投稿日:2020年5月31日 | 最終更新日:2020年6月21日

モデルルームやドラマに出てくるような「おしゃれなリビング」は、多くの主婦の憧れです。

「おしゃれ」を目指して、街で見かける小物類で自分流にアレンジしても、「こんなはずでは…」とお店でディスプレイしていたようにいかない現実に、がっかりしてしまっている方も多いのではないでしょうか。(笑)

そこで、「おしゃれなリビング」にするために、気をつけたい5つのポイントをご紹介致しましょう。

①ベースカラー(基調色)を決める

ベースカラー(基調色)とは、部屋の70%程度を占める色のことを言います。

対象となるのは床・壁・天井となり、飽きのこないベーシックな色が基本で、ホワイト・オフホワイト・アイボリー・ベージュ・ブラウンなどを多く使う傾向にあります。

このように、ベースカラー(基調色)は1色とは限らず、細かくは1~3色に亘って配されています。

なかなか取り換えることが難しい個所ですので、もし、ちょうど新しく家を建てる若しくはリフォームをするタイミングであれば、先にご自身のイメージに合う床色から決めていくことをおすすめいたします。

その後、壁・天井の色と進んで決めていきますが、そこで気をつけたい点は、床・壁・天井の色がお互いに「馴染んでいるかどうか」です。

例えば、床色を濃いウォールナット色のフローリングにするなら、青みを感じる真っ白な壁色は避け、少し黄みを感じる穏やかなホワイトの壁色にしたり、アクセントウォールとして1面だけ濃いウォールナット色の壁を配するなどします。

そうすることで、床・壁・天井の色がお互い馴染みやすく、ベースカラー(基調色)としてきれいにまとまり感が生まれます。

②アソートカラー(従属色)を決める

アソートカラー(従属色)とは、部屋の25%程度を占める色のことを言います。

対象となるのは建具・家具・カーテン・ラグなどで、インテリアの主役となるアイテムです。

建具や家具の濃・薄色の選択によって部屋の印象が大きく変わってきますので、クラッシック・モダン・ナチュラル・ラグジュアリーなどご自身がどんなお部屋のイメージにしたいのか、しっかりと方向性を決めることが大切です。

方向性が決まると、アソートカラーは自然と決定してきます。

③アクセントカラー(強調色)を決める

アクセントカラー(強調色)とは、部屋の5%程度を占める色のことを言います。

対象となるのはクッション・ソファカバー・壁面装飾・オブジェなどで、部屋のテーマとなる色です。

好みの色や部屋のイメージを強調させる色を取り入れることで、部屋の雰囲気をより楽しむことができます。

ベースカラーやアソートカラーに比べると比較的簡単に交換しやすいので、模様替えを思い立ったらガラッと色を変えてみて、その新鮮さを味わってみてください。

④生活感をださない

リビングは、最も人が集い長く時間を過ごす部屋なので、どうしても物が集まりやすく雑然として生活感が出てしまいます。

モデルルームやドラマで見るリビングは、そういった生活感を感じるものがなく、だからこそ「おしゃれなリビング」として映っているのではないのでしょうか。

そこで、生活感が出てしまうものを上げて、その解決策を考えてみましょう。

    • 印刷物(新聞と折込チラシ・学校のプリント・郵便物・回覧など):カラー印刷物は、沢山の色が目に入りその色だけで雑然と感じたりするものです。
      大事な連絡事項も掲載されていることから、見忘れたりしないように必ず見る習慣のある場所に整理収納して、雑然と感じやすい色を隠すように努めましょう。
    • 家電コード:コンセントの位置を確認して、なるべく延長コードの使用は控えて家電を使用するようにしましょう。
      こちらの記事も参考にしてください。→ →「インテリアを活かす家電製品の選び方3つのポイント
    • 小物類:机の上や床の上に、物を置きっぱなしにすることがないように努めましょう。
      後で片付けようとちょい置きしたものは、だんだん膨らんでくると片付けるのが大変になりますし、当然、生活感が最も現れる場所となってしまいます。

⑤リビングを広く見せる

「部屋を広く見せる」という事も、「おしゃれリビング」である為の一つの要素だと思っています。

部屋を広く見せるためのポイントは7つあります。

  1. 採光を取る
  2. カーテンの設置位置と色柄
  3. 家具を置きすぎない
  4. 鏡の使い方
  5. ロータイプ家具を選ぶ
  6. ベランダやバルコニーの活用
  7. 色を統一する

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。→ →「プロが教える!部屋を広く見せる7つの方法

まとめ

特に色やデザインを決定することは、おしゃれなリビングを目指す上で大切なプロセスであり、「部屋の統一感」にもつながっていきます。

店で出会ったインテリア商品を、可愛いからと衝動買いしてしまうのではなく、本当にそれがリビングの色・デザインに合っているかどうかをよく考えて、ご自身の目指すイメージにブレないように購入しましょう。

そうすることで、不要なものが増えずに整理整頓がしやすくなりますし、雑然さもなくなって部屋が広く見えることにもつながっていくのではないのでしょうか。

株式会社COLORHOUSEは、色彩計画を強みにしたデザイン会社です。

内装のデザインから、家具・カーテンなどのコーディネートと販売、リフォーム工事まで承っています。

おしゃれなリビングをプロに頼みたいという方は、お気軽にお問い合わせください。

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プロフィール

(株)COLORHOUSE代表の廣田です。
色彩計画と欧米インテリアを得意としています。
インテリアでお困りの方はお気軽にご相談ください。