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キッチン家電の選び方!人気の色とよくある失敗例を解説

投稿日:2023年9月23日 | 最終更新日:2023年9月23日

電子レンジやオーブン、炊飯器など、快適な食生活を送る上でなくてはならないキッチン家電。

毎年のように便利な新商品が発売されていますが、インテリアとして見ると少し調和性に欠けると感じることはありませんか?

キッチン家電を選ぶ時、利便性とデザイン性のどちらを優先すべきか?という問題に直面します。機能性や価格を重視するとデザインの選択肢は狭まりますし、見た目で選ぶと機能面で不安が残りますよね。

そこで今回は、キッチンを理想の空間にするためのキッチン家電の選び方を解説します。

色選びのポイントやおしゃれなコーディネート例も紹介するので、キッチン家電の買い替え予定がある方・インテリアにこだわりたい方はぜひ参考にしてください。

キッチン家電の人気カラーは?色選びのポイント

キッチンを自分好みの空間にするなら、キッチン家電の色にもこだわりたいもの。

「自宅のキッチンには何色が合う?」「アクセントになる色を選びたいけど失敗しないか不安…」そんな疑問や不安を解消するため、まずは色選びのポイントからお話します。

キッチン家電の色は白か黒が定番

日本のメーカーが製造・販売するキッチン家電の色は、白または黒が定番です。

白いキッチン家電は清潔感がありますし、日本の住宅に多い白い壁ともなじみがいいです。汚れが目立ちやすい点はデメリットにもなりますが、こまめにお手入れすればそれほど心配する必要はないでしょう。

黒いキッチン家電はモノトーンなお部屋にマッチします。デザイン次第では高級感のある印象を与えたり、おしゃれなインテリアとして存在感を放つものもあります。

最近はシルバーのスタイリッシュなキッチン家電や、海外メーカーのカラフルな商品も人気です。

配色を統一するか変化を楽しむか決める

キッチン家電の色を選ぶ時は、お部屋全体のインテリアカラーをよく見回すことが大切です。

お部屋を白でまとめているなら、キッチン家電の色も白をチョイスすると統一感が生まれます。モダンで都会的な雰囲気なら、ブラックやシルバーを選ぶと素敵な空間になるでしょう。

キッチン家電単体で考えるとちぐはぐな色使いになりやすいので、まずは部屋全体で色を統一するかアクセントを入れるかを検討してみてください。

アクセントカラーを配色する時のコツ

キッチン家電でインテリアにメリハリをつけるなら、キッチンのベースカラーとは対照的な色調を選ぶのがおすすめです。

たとえば、ナチュラルテイストなダイニングキッチンに真っ赤なコーヒーメーカーを置くといった思い切ったコーディネートはいかがでしょうか。

インテリア配色は「ベースカラー70:アソートカラー25:アクセントカラー5」の割合が黄金比率です。

この比率を意識すると、ビビットな色や個性的な色でもまとまりよくコーディネートできます。アクセントカラーを取り入れると、単調な雰囲気が一気に華やいだ空間になりますよ。

キッチン家電の購入前にチェックすべきこと

キッチン家電を購入する際は、色やデザインだけでなく以下のポイントもチェックする必要があります。

  1. サイズ
  2. コンセントの位置
  3. 機能性
  4. 手入れのしやすさ

ここからは各ポイントを詳しく解説します。

その1.サイズ

キッチン家電を購入する際は、商品のサイズと置きたい場所の「幅・奥行き・高さ」を測りましょう。

これは希望の場所に置けないという失敗を防ぐことと、使用中の安全を確保するのが目的です。

電子レンジやオーブントースターのように発熱機能のある家電は、過熱や機能低下を防止するために隔離距離を確保する必要があります。

これはどのメーカーも使用上の注意事項として取扱説明書に記載している内容です。商品の寸法プラス数cmの余裕を持つことで、正常かつ安全に使えることを保証しているのです。

スペースいっぱいにオーブントースターを設置すると、壁が焦げたり痛んだりすることがあります。また、食器棚からはみ出すような置き方は安全性が保たれない上に見た目も不細工です。

以上の理由から、十分なスペースがあるかきちんと寸法を取ることを忘れずに行ってください。

その2.コンセントの位置

タコ足や延長コードは、生活感を感じさせてしまう残念ポイントです。

複数のコードが絡み合っている様子や廊下をまたぐような配線はインテリア性を妨げますし、何より危険です。

キッチンは複数の家電を使用する場所なので、タコ足や延長コードを使わずに配線できるようレイアウトを考えなければなりません。

コンセントの位置を考えてもなおコードのごちゃつきが気になる時は、配線隠しのアイテムですっきりさせる工夫をするといいですよ。

その3.機能性

キッチン家電にデザイン性を求める場合、機能面で妥協しなければいけないポイントが出てくるかもしれません。

たとえば、SNSを中心に人気が広がったホーローのライスポットは、スタイリッシュな見た目とお米をおいしく炊ける点が大きな魅力です。

一方で、一回に炊けるお米の量が最大5合までであることと、保温機能がない点は人によってデメリットと感じるかもしれません。

多少不自由でも見た目がよければいいという方以外は、機能性もしっかりとチェックすることが大切です。

その4.手入れのしやすさ

毎日使うキッチン家電は、お手入れのしやすさにも着目しましょう。

せっかくおしゃれなキッチン家電を購入しても、錆びたり汚れやすいものは掃除の手間がかかります。また、形状が複雑なものや材質が特殊なものは、使用できる洗剤が限られる場合も。

少しでも長くきれいな状態で使い続けられるよう、お手入れ方法もきちんと調べておくことをおすすめします。

家電の色や選び方の参考に!キッチンのコーディネート例!

おしゃれなインテリアを目指す方のため、ここからはキッチンのコーディネート例をいくつかご紹介します。

例1.清潔感とぬくもりを感じられる組み合わせ

清潔感を感じられる白を基調としたキッチン。大きな冷蔵庫は、周囲と同系色にすることで圧迫感を軽減できます。

木目のナチュラルブラウンがアソートカラーとなり、全体が優しい印象にまとまっています。ワンポイントのグリーンでおしゃれ感もアップしていますね。

例2.キッチン家電を黒で統一

白×ナチュラルブラウンのキッチンで、黒い家電を組み合わせたコーディネート例。

黒が差し色となり、全体が引き締まった印象に見えますね。白と木目はどんな色とも相性がいいので、ほかの色に置き換えてもまとまりやすいのが特徴です。

例3.ダークグレーのキッチンでモダンな印象に

ダークグレーがメインのキッチンは、大人でモダンな雰囲気が好みの方におすすめです。金属やガラスなど、硬質な素材が重厚感を演出します。

このようなキッチンでは、同じダークグレーや黒の家電がマッチします。メタリックな質感がシャープな印象を強調してくれますよ。

例4.白×シルバー×赤の上級コーディネート

白を基調としたキッチンで、家電のみシルバーをチョイスしたコーディネート例です。

冷蔵庫とオーブンはどちらもビルトインタイプで、隙間にぴったりとフィットしているのが気持ちいいですね。

ガスコンロのツマミ部分のレッドがアクセントとなり、スタイリッシュな雰囲気に。この配色ですと、ケトルやコーヒーメーカーにも赤をチョイスしてバランスが保てます。

例5.ブラックアイアン×木目は相性◎

シックでスマートな雰囲気漂うこちらのコーディネートは、ブラックアイアンと美しい木目のバランスが絶妙です。

この組み合わせでは黒やシルバーが合わせやすいでしょう。ただ、タイルや洗面ボウルに白をチョイスしているので、電子レンジが白でも違和感がありません。

キッチン家電の色は風水に影響する?

風水では食べることが豊かさにつながり、キッチンを整えれば運気が上がると考えるそうです。

キッチン家電の色よりも、水や食品を扱う場所が「清潔であること」を大前提に考えるのだとか。

インテリアをコーディネートする上でも、キッチンやお風呂のような水回りはできるだけ綺麗に保てるよう工夫を凝らしたい場所です。

せっかく素敵なアイテムを置いても、水垢やぬめりが目立つキッチンは決しておしゃれとは言えません。

インテリア性を重視するなら色選びは確かに重要ですが、キッチンに関しては清潔かどうかも同じくらい重要視して考えたいものです。

なお、インテリア配色では色の組み合わせだけでなく、それぞれの色が持つ効果も一緒に考えますが、風水にも似たような考え方があるようですよ。

まとめ

近年デザイン性の高いキッチン家電が増えつつあり、お店に行くとおしゃれな品々につい目を奪われてしまいます。

洗練されたキッチン家電は、日々の暮らしを豊かにしてくれるものの一つです。上手にコーディネートできれば、キッチンに立つ時間が楽しくなるでしょう。

反対に、現状のインテリアに調和しないデザインなら全体のバランスを悪くしてしまう恐れがあります。

キッチン家電を選ぶ時はそれ単体の見た目だけで判断せず、部屋の雰囲気に調和するかどうかを見極めることが大切です。

株式会社COLORHOUSEは、お客様の好みや現状の雰囲気にマッチするインテリアコーディネートをご提案いたします。

リフォームや家具の購入をされた方を対象に家電製品の販売も行っておりますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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プロフィール

(株)COLORHOUSE代表の廣田です。
色彩計画と欧米インテリアを得意としています。
インテリアでお困りの方はお気軽にご相談ください。