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おしゃれな洗面室

洗面所を明るくおしゃれ空間に変身させる3つのコツ

投稿日:2020年5月15日 | 最終更新日:2020年6月3日

洗面室は、物が溢れやすい場所です。

洗顔や歯磨きをはじめ、洗濯機置き場・お風呂に入るための脱衣場、お家によっては、化粧コーナーがあったりトイレが設置されているところもあるかもしれません。

決して広くない場所にもかかわらず、このように多くの目的を持った洗面室は、それらにかかわる多くのものが集中するところで、いつの間にか「おしゃれ」とは程遠い空間となってしまいがちです。

ものが溢れて雑然とした空間より開放的で明るい空間の方が、気持ちがいいことは間違いないと思います。

そこで、おしゃれな洗面室となるように、3つの視点から考えてみましょう。

収納と整理整頓

苦手は人は「またか!」と耳の痛い話ですが、「おしゃれ」を目指すなら「整理整頓」は、避けては通れない作業です。

ご紹介したように、洗面所は多くの目的を持った部屋なので、目的に合わせた作業をする為に、置いておきたいものが沢山あります。

考えてほしいことは、「それらは本当に洗面室に必要なものなのか、また、適正量なのか」ということです。

例えば、

  • 日用品が特売だからといって買占めて、在庫しすぎていませんか?
    その際、在庫が収納スペースを多く占めていませんか?
    在庫管理をしっかりして、収納スペースの使い過ぎに気をつけましょう。
  • お歳暮などで頂いた贈答品など、箱のまま収納していませんか?
    特にありがちなのがタオル類、箱のまま収納しているケースです。
    タオルという品物だけに、洗面室に収納する傾向が多く、その箱が結構スペースを狭くさせているのを見かけます。
    こういう場合は、今すぐ使用しないなら、押し入れやクローゼットなど他の収納スペースに移したほうがよいでしょう。
  • 使わなくなったおもちゃなど、行き場がなくて洗面室がとりあえずの収納場所になっていませんか?
    洗面室に関係のないものの収納は、NGです。
    必要な場所に移しましょう。

など、思い当たることありませんか?

整理整頓は、「必要なものが必要な場所にあること」です。

上記のような例が理由で、収納スペースが確保できなくて日用品が出しっぱなしとなっているなら、先ずは整理整頓することで収納スペースをつくり、雑然の原因の出しっぱなし状態をなくすことです。

きれいに収納することで、部屋は一気に広く感じるようになりますし、ゆとりある空間となることでしょう。

整理整頓に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。

色を統一させる

洗面室は限られたスペースなので、大きなインテリアやスペースを活用したコーディネートをすることはできませんが、色彩を統一するだけで洗練された空間となります。

例えば、

  1. ペールトーン(薄い色調)の色みを感じる壁紙にする。
  2. ペールトーン(薄い色調)の壁紙に合わせた濃淡配色でタオル・コップなど小物を用意する。
  3. マンションなど暗くなりがちな洗面室は、高明度で高彩度の色で小物を用意して、明るい雰囲気になるよう試みる。
  4. 高齢者の方は温度を感じるような色彩は避け(温かみを感じる赤や冷たさを感じる青)、中性色(緑)選ぶようにする。

という順で、1つの色彩を濃淡で配する簡単なカラーコーディネートを試してみてください。

濃淡とは、「薄い緑の壁紙に、もみの木のような濃い緑のタオルを合わせる」というように、基本色は緑色ですが、その緑色に対して「薄いや濃い」を配色すること言い、これを濃淡配色と呼びます。

失敗のないコーディネートなので、是非試してみてください。

生活感を出さないようにする

「生活感を出さないようにする」は、結構難しいことだとお考えの方が多いと思います。

生活感を感じさせない場所といえば、ホテルやモデルルームなどがあげられますが、何がそう感じさせるのでしょうか。

それは、見えているものの質と量の違いではないかと思っています。

例えばホテルでは、タオル・バスローブ・グラス・石けん・ティッシュ・歯ブラシ・アメニティ関係・グリーンなどが用意されており、見えているものは同じ色や素材で統一されていたり、配置されているもの自体も決して多くありません。

グリーンなどの装飾は、ものが少ないからこそ映えて見えますし、またそれが余裕をもたらしています。

このようなことが、生活感を感じさせない空間を作り出しています。

ご自宅でも、この状態にするのは決して難しくありません。

先程の話につながる事ですが、整理整頓ができていれば可能です。

必要なものが必要な場所から取り出せて、それを使ったらまた元の場所へ片づければいいので、見える場所が雑然とすることは起こりません。

見える部分には、ホテルやモデルルームに倣って、ご自分のイメージに合う色とデザインのグッズを置けばよいです。

予備の日用品など、生活を感じさせるようなものは見える部分にはおかないように気をつけましょう。

まとめ

洗面室は、セミパブリックスペースで、家族のほかにお客様にも使っていただく機会のある場所です。

一方、家族がいろいろな目的をもって使う場所でもあるので、物があふれ雑然としまいがちな場所でもあります。

お客様が来られた時でも、恥ずかしくないような生活感のない洗面室は、多くの方の理想となるところだと思います。

でも、収納や見せ方の工夫で、誰でもおしゃれで使いやすい空間にしていくことが可能です。

まずは整理整頓して、そして小物類のカラーコーディネートを試してみてください。

壁紙や床材を変えてみたい、洗面台を新しくしたい、かわいい空間にするために相談したい、という方は、株式会社COLORHOUSEまでお問いあわせください。

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プロフィール

(株)COLORHOUSE代表の廣田です。
色彩計画と欧米インテリアを得意としています。
インテリアでお困りの方はお気軽にご相談ください。