
狭いリビングをおしゃれで快適な空間にする!レイアウトのコツと工夫を紹介
狭いリビングは家具の大きさやレイアウトが制限されるため、お部屋づくりの際は何をどのように配置すべきか悩む方は多いことと思います。
狭いリビングを快適な空間にするには、ちょっとしたコツが必要です。本記事では、狭いリビングのおしゃれな事例とともに、レイアウトと家具選びのポイントをご紹介します。
狭いリビングのレイアウトと家具選びのコツ

狭いリビングで使用する家具とレイアウトを考える際は、次の5つのポイントを意識することが大切です。
- 必要のない家具は置かない
- 家具の大きさを最適化する
- 統一感を出す
- 背の低い家具を選ぶ
- 配色を揃える
ここからはそれぞれのポイントを詳しく解説します。
1.必要のない家具は置かない
限られたスペースを有効活用するには、家具の数を最低限に抑えることが鉄則です。
日本の一般家庭のリビングにはソファとテーブル、テレビ(テレビボード)が配置されていることが多いので、これを最低限の家具と定義しましょう。そうすると、場所を取る大型家具やインテリア目的だけの飾り棚は必要なくなります。
狭いリビングは家具を一つ増やすだけで圧迫感が出ます。加えて動線も悪くなるので、家事のしやすさや快適性が損なわれることも。
以上の理由から、基本の家具はソファとテーブル、テレビ台(テレビボード)に厳選し、必要であればその他の家具を揃えるようにするのがいいでしょう。
2.家具の大きさを最適化する
「リラックスしたい」「ものをたくさん収納したい」と思うと、家具はつい大きなものを選びがちです。
ゆとりのある空間であればいいですが、狭いリビングで必要以上に大きな家具を配置しようとするとより一層狭さが強調されてしまいます。家具選びの際は、家族の人数とそれぞれのライフスタイルを頭に思い浮かべると家具の大きさを最適化しやすいです。
たとえば、ソファは家族全員が座れるサイズ(個数)で十分です。肘掛けのない2人掛けソファなら、両親+子どもの3人で腰掛けることができます。
テーブルは折り畳み式や収納付きなど、多機能なものが便利です。大きなテーブルはあれこれとものを置いてしまうので、片付けがしやすいメリットもあります。
3.統一感を出す
狭いリビングを広く見せたい時は、家具のテイストや素材感を統一することも効果的です。
色味や質感がバラバラな家具が混在すると、視覚的にごちゃついた印象を与えます。モダン・モノトーン・ナチュラル系などテイストを決めて家具選びをするとまとまりが生まれ、空間の広がりを感じやすくなります。
4.背の低い家具を選ぶ
狭いリビングには背の低いロータイプの家具を配置するとお部屋を広く見せることができます。
高さのある家具は圧迫感が強調される原因です。ロータイプの家具なら視線が奥に抜けて開放感が生まれます。
家具を配置する際は、窓にかぶらないようにすることも部屋を広く見せるコツです。窓があると奥行きが感じられ、お部屋を広く見せることができます。
5.配色を揃える
お部屋の広さは家具やインテリアの配色によっても左右されます。
お部屋を広く見せるインテリア配色には、ホワイトやアイボリー、イエローなどの大きさや広がりを感じさせる膨張色がおすすめです。反対に、ブラックやブルーなどの収縮色は実際の大きさよりも小さく見せる効果を持つ色です。
全体を同系色でまとめると視覚的な広がりを持たせることができます。また、配色を黄金比でまとめるとお部屋を洗練されたイメージに仕上げることもできるので、インテリア上級者さんはぜひカラーコーディネートにも挑戦してみてください。
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狭いリビングのレイアウト実例7選
ここからは、狭いリビングを快適かつおしゃれな空間に仕上げたレイアウト事例をご紹介します。
1.8畳ワンルームをコンパクトにコーディネート

ロータイプのソファーを配置することでお部屋を広く見せている事例。収納棚やサイドテーブルを配置していますが、全体を膨張色でコーディネートすることで狭さは感じません。
もう一つ、この事例で注目すべきは背板がない収納棚を配置している点です。収納棚を通して壁面が見えるので、圧迫感が軽減されています。
狭さを感じさせず、配色のバランスも絶妙な事例です。
2.ダイニングテーブルを置いても広く見える12畳のリビング

真っ白な壁と角窓が印象的なこちらの事例は、シンプルかつ清潔感あふれる空間づくりが魅力的です。ロータイプのソファを配置することで、背面の真っ白な壁が強調されています。
このお部屋の強みは、大きな窓の外から見える豊かな自然です。森林浴を楽しみながら、心と体を思い切りリフレッシュさせてあげることができそうですね。
最小限の家具を配置した上で、ワンポイントに観葉植物を添えているのも上級者のテクニックです。ダイニングテーブルを配置しても、狭さはまったく感じません。
3.一人暮らし向けの6畳も広々スタイリッシュに

一人暮らし向けのワンルームは家具の選定が重要です。こちらの事例はロータイプのソファとコンパクトなテレビボードを配置し、狭さを上手に克服しています。
重ねて収納できる2つのコンパクトテーブルは狭いリビングに最適です。背板のない飾り棚は圧迫感を軽減し、余白を意識したインテリア小物の配置も高ポイントです。
配色も上品で、スタイリッシュなお部屋に仕上がっています。
4.縦長のリビングには細めorスケルトンの家具がおすすめ

狭いリビングを広く見せるコツとして、華奢な家具やスケルトンのアイテムを設置する方法があります。
線の細い家具はがっしりと骨太な家具に比べて圧迫感が少なく、お部屋を広く見せるのに役立ちます。スケルトン家具も透け感がおしゃれです。
この事例のように、大きな窓がある縦長の間取りでは視界を遮るものを極力減らすことで奥行きを感じさせることができます。
5.テレビボードを活用して8畳横長の空間を広く見せる

横長のリビングには、画像のようなワイドタイプの家具を配置することで横の広がりを強調することができます。テレビボードは意外と場所を取る家具の一つですが、なくてはならない場合は収納として最大限に活用しましょう。
こちらの事例ではテレビを壁掛けにしているので、その分空間を節約できています。お部屋を広く見せたい時に収縮色は避けたいところですが、淡いブルーは実際よりも遠くにあるように見える後退色なので、窮屈さは感じません。
また、掃き出し窓も奥行きがあるように見えるので、新築などで間取りを一から考えられるようなケースでは窓の大きさや配置にもこだわってみるといいでしょう。
6.ミニマルな暮らしに憧れるなら家具は最小限に
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テレビやネットでは、必要最低限の家具や洋服しか持たない「ミニマリスト」の暮らしが度々話題に上がります。ミニマルな暮らしを実現するには、必要ないものは買わず、定期的な断捨離も欠かせません。
ミニマリストの暮らしには、狭いリビングで快適に過ごすヒントが隠されています。もののないお部屋は一見するとおもしろみがないように感じますが、一つひとつのアイテムが強調されるのでインテリアの楽しみがいがあります。
この事例のように、クッションの素材やカラーでアクセントをつけたり、お花を飾って華やかさを演出したりと楽しみ方は自由自在です。
7.狭いお部屋は生活動線の確保を優先

狭くてもソファとテーブル、ベッドは絶対に置きたい!狭さを感じるお部屋も、生活動線をしっかりと確保できれいれば快適な暮らしを叶えることができます。
こちらは一人暮らしのワンルームで、お部屋の両サイドに家具を寄せることで真ん中に動線を確保しています。ものがあるのに整理整頓されていて、狭くても雑多な印象は感じません。
ものが増えるほど片付けの手間は増えますが、収納場所を決めて定期的にお掃除すれば快適な空間を保てます。家具やものの多さよりも快適性が上回っている素敵な事例です。
狭いリビングのレイアウトでお困りならインテリアのプロに相談を

狭いリビングは、家具選びやレイアウト次第で驚くほど快適で洗練された空間に変身させることができます。
お部屋が狭いほどレイアウトは難しくなりますが、リビングは家族でゆったりくつろぐ場所だからこそ快適性は維持しておきたいものです。
「リビングが狭いので家具選びで困っている」「うまく配置できる自信がない…」そんな時は、インテリアのプロに相談することをおすすめします。
株式会社COLORHOUSEでは、色彩設計に強みを持つインテリアのプロがお客様一人ひとりに合わせた最適な空間づくりをお手伝いします。快適に過ごせるレイアウトや配色のご提案はもちろん、お客様の好みやこだわりに合う家具選びも対応可能です。
理想のリビングを実現するために、プロの視点を取り入れてみませんか?狭いリビングのレイアウトでお悩みの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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