
オフィスのインテリアコーディネート3選!おしゃれで作業効率が上がるレイアウト
投稿日:2025年8月20日 | 最終更新日:2025年8月20日
オフィスの快適さは、仕事のパフォーマンスや社員のモチベーションに大きく影響します。
近年のオフィスインテリアは、居心地のよさやデザイン性にもこだわった空間づくりがトレンドです。効率化や見た目に配慮したオフィスは集中力アップやコミュニケーション促進、会社のイメージアップなど、さまざまなメリットをもたらします。
本記事では、作業効率とデザイン性を両立させるオフィスインテリアについて解説します。コーディネートのコツや事例もご紹介するので、理想のオフィス空間を実現したい方はぜひ参考にしてください。
オフィスのインテリアをコーディネートするメリット

オフィスのインテリアを整えることで得られるメリットには次のものがあります。
- 作業効率が上がる
- コミュニケーションが生まれやすくなる
- 社員のモチベーションが上がる
- 会社のイメージアップにつながる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
1.作業効率が上がる
働く環境が整っていると集中力が高まり、自然と生産性も向上します。
オフィスインテリアといっても、おしゃれなアイテムを飾ることがすべてではありません。デスク周りの動線を考えたり、目に優しい照明や疲れにくい椅子を置くことで業務中のストレスや疲労を軽減することができます。
ごちゃごちゃとしたオフィスはミスが増えたり作業スピードが低下しがちですが、すっきり整えられた空間は作業効率が高まります。適度な余白がある空間は気分もリフレッシュしやすく、社員の気分転換にも効果的です。
オフィスインテリアは「作業がなんとなくはかどる環境」を意識することで、社員一人ひとりのパフォーマンス向上にもつながっていきます。
2.コミュニケーションが生まれやすくなる
オフィスのインテリアコーディネートでは、自然なコミュニケーションが生まれやすい雰囲気づくりも重要なポイントです。
仕切りのないオープンスペースがあると社員同士のコミュニケーションが活性化し、情報交換の頻度が高まります。近年はチームワーク向上のために、ラウンジやフリースペースがあるオフィスも増えています。
ビジネスでは業務外のちょっとした雑談やアイデアの共有が、新しいプロジェクトのきっかけになることは少なくなりません。物理的な空間づくりが、心理的な距離感の改善にも効果を発揮します。
3.社員のモチベーションが上がる
快適でおしゃれなオフィスにいると、社員の心に「ここで働くのが好き」という気持ちが芽生えることがあります。
気持ちよく仕事ができる環境はやる気や責任感を引き出し、社員満足度の向上につながります。おしゃれなオフィスで働けることに喜びやありがたみを感じたり、社員のエンゲージメントが高まるきっかけになることも。
「社員を大切にしている会社」というメッセージも間接的に伝わるので、離職防止の観点でもいいメリットをもたらすでしょう。
4.会社のイメージアップにつながる
クライアントがオフィスを訪れた時、まずはオフィスの雰囲気をその会社の第一印象だと捉えます。
洗練されたインテリアは、企業の信頼性や先進性、美意識の高さを視覚的に伝えるツールとなります。とくに、来客スペースやエントランスなどは名刺代わりのようなもので、会社の雰囲気を大きく左右する要素です。
採用活動では「こんな職場で働きたい!」と求職者の心をつかむきっかけにもなります。企業ブランディングや競争力強化の面からも、オフィスのインテリアは戦略的に取り組む価値があるのです。
オフィスのインテリアコーディネートのコツ

オフィスのインテリアコーディネートは、以下のポイントをおさえることで見た目や効率化によりいい影響を与えます。
- 社風に合わせたコンセプトを決める
- 働き方に対応するレイアウトを考える
- 社員が使いやすい家具を選ぶ
ここからはそれぞれのコツを詳しく解説します。
1.社風に合わせたコンセプトを決める
オフィスのインテリアコーディネートで大切なのは、社風を空間に反映するためのコンセプトづくりです。
たとえば、ITやベンチャー企業であればクリエイティブな発想を促す開放的な空間を。弁護士や司法書士などの士業は信頼感を与える落ち着いた雰囲気にするなど、おおまかなコンセプトを決めておくことがおすすめです。
オフィスインテリアは単に流行を取り入れるのではなく、会社の理念やビジョンを空間で表現することを意識したコーディネートが理想です。
コンセプトが明確になればインテリアの選定基準がぶれにくくなり、オフィス全体の完成度もぐっと高まりますよ。
2.働き方に対応するレイアウトを考える
オフィスのレイアウトは、そこで働く人の業務スタイルやコミュニケーションの在り方に合わせて設計する必要があります。
集中を要する業務が多い部署では、個別のワークスペースや静かなゾーンを確保することが重要です。チームでの連携が多い部署なら、フリーアドレスや共有テーブルを取り入れると情報交換がしやすくなります。
近年はオンライン会議が日常化しているので、防音ブースやWeb会議用スペースの整備も欠かせません。休憩スペースやカフェ風ラウンジを設けることで、ON/OFFのメリハリをつけることも可能です。
業務内容や働き方に寄り添った空間設計こそが、使いやすく効率的なオフィスをつくる鍵となります。
3.社員が使いやすい家具を選ぶ
オフィスインテリアはデザイン性だけでなく、快適性と実用性を両立できるオフィス家具選びをしなければなりません。
オフィスで過ごす時間が長いワークスタイルなら、長時間座っても疲れにくいチェアや収納力に優れたデスクが必須です。最近は身長や体格に合わせて高さ調整できる昇降式デスクや、スタンディング作業も可能なワークステーションを導入する企業も増えています。
視線の抜けやパーソナルスペースの確保ができる環境は、社員のストレス軽減にもつながります。使い心地と機能性を兼ね備えたオフィス家具が、社員一人ひとりのパフォーマンスを引き出す心強い味方となってくれるでしょう。
オフィスのインテリアコーディネート事例3選
オフィスのインテリアコーディネートを検討中の方のため、ここからは参考にしたいおしゃれな事例をご紹介します。
1.木目と自然光を活かしたおしゃれなナチュラル系オフィス

木目を基調とした天井や石材風の壁、自然光を活かした明るい空間が印象的なオフィス事例です。
中央にはワークデスクが整然と並べられていますが、窓際には打ち合わせや休憩に使えるラウンジスペースも。視線の抜けや空間の余白を意識したレイアウトで、オフィスでありがちな圧迫感や乱雑な印象が払拭されています。
おしゃれさと実用性が高いレベルで共存しており、働く人のストレスを軽減しながら集中力を高める工夫が随所に見られます。「作業効率とデザイン性を両立したい」というリクエストに答える空間づくりの好例です。
2.会議室は集中力を高める配色で作業効率アップ

深みのあるネイビーを壁と天井に配し、木目のミーティングテーブルとホワイトのチェアを組み合わせた落ち着きのある会議室のコーディネート事例です。
ネイビーには集中力を高める心理的効果があり、議論や意思決定の場である会議室に最適な配色です。大きな窓から自然光を取り入れることで、暗くなりがちな濃色も重たく感じさせません。
空間全体に統一感がありながらも、木の温もりと洗練されたカラーがバランス良く共存しており、信頼感・知的さ・落ち着きを兼ね備えた理想的な会議室インテリアといえるでしょう。
3.小さな事務所は透明のパーテーションで一席二役の使い方を

企業やブランドイメージを象徴するコーポレートカラーをアクセントに取り入れているおしゃれな事例です。
赤の割合が多い空間には疲労や意識散漫、圧迫感などのデメリットがありますが、ワンポイントであればエネルギッシュな印象を与えます。このコーディネートはそのバランスが優れており、オフィスに活動的なイメージを持たせてくれます。
等間隔で配置された透明のパーティションが奥行きのある開放的な空間を演出。普段の作業にもチーム内での打ち合わせにも柔軟に使い分けができます。
さらに、デスクやフロアの各所に観葉植物を配置することで、視覚的にもリラックス効果を高めています。グリーンは空間にやさしい印象を加えるだけでなく、ストレス軽減や集中力向上にも効果的です。
オフィスコーディネーターとは?

オフィスコーディネーターとは、企業のブランドイメージや社員の働き方に合わせて最適なオフィス空間を企画・提案するプロフェッショナルです。
レイアウトや家具の選定、動線、快適性の確保まで、総合的な視点でオフィスづくりをサポートします。デザイン性だけでなく社員の働きやすさや生産性向上も考慮した空間設計ができるのが大きな特徴です。
新オフィスへの移転やリニューアルを検討している企業にとって、オフィスコーディネーターは頼りになる存在です。
おしゃれで快適なオフィス空間はコーディネート次第

オフィスインテリアは単なる見た目の良さだけではなく、働きやすさや企業の魅力を引き出す重要な要素です。
作業効率や社員のモチベーション、さらには会社のブランディングにまで影響を与えます。大規模なレイアウト変更だけでなく、小物や観葉植物を取り入れるプチリニューアルでも空間の印象は大きく変わります。
理想のオフィスづくりを成功させるには、プロの視点を取り入れるのも有効な方法です。「オフィスのインテリアを変えたい」「社員が働きやすいオフィスをつくりたい」とお考えの経営者様は、インテリアのプロに相談してみてはいかがでしょうか。