
リビングのインテリアコーディネート事例9選!おしゃれ&落ち着く空間づくりのコツ
リビングは家族が集まる団らんの場であり、時にはゲストを迎える大切な空間でもあります。
だからこそ、リビングはおしゃれで落ち着く空間にしたいですよね。リビングを居心地のよい空間にするためには、家具の選び方や配色、収納の工夫などのちょっとしたコツが必要です。
本記事では、リビングを素敵に見せるインテリアコーディネートのポイントとおしゃれな事例をご紹介します。新築やリフォーム、模様替えを計画中の方はぜひ参考にしてください。
リビングのインテリアコーディネートのコツ

リビングをコーディネートする時は、以下のポイントを順番に考えていきます。
- インテリアのテイストを決める
- 家具の種類と個数を決める
- 動線をイメージする
- 配色を考える
- 収納スペースを確保する
それぞれのコツを解説します。
1.インテリアのテイストを決める
インテリアコーディネートの第一歩は、目指すテイストを決めることです。
テイストが定まっていないと、せっかくおしゃれなアイテムを揃えてもまとまりが出せません。北欧風・モダン・ナチュラル・ヴィンテージなど、方向性を明確にしておくことで家具や小物選びで迷いが減り、統一感が生まれます。
雑誌やSNSなどのコーディネート事例を見本にしながら、まずは“こんなリビングにしたい”というイメージを絞り込みましょう。事前にイメージをシミュレーションしておけば、購入後の失敗や後悔を防ぎ、理想の空間づくりをスムーズに進めることができますよ。
2.家具の種類と個数を決める
家族がゆっくりとくつろげる空間には、デザインだけでなく機能性を重視した家具が欠かせません。
大きなソファを一つ置くのか、コンパクトなチェアを複数並べるのか、家族の人数や生活スタイルに合わせて検討する必要があります。どんな家具をどこに配置するのか、ある程度イメージしておくと失敗を防ぐことができます。
リビングに配置する家具で一般的なものといえば、ソファとテーブル、TVボードがあげられます。収納がなければキャビネットも必要になるでしょう。
リビングのコーディネートでは大きな家具から配置場所を考えます。お部屋の広さに対して適正な大きさをシミュレーションしてみてください。
3.動線をイメージする
リビングの快適性を高めるには、空間の余白を意識しつつ動線を確保することも意識しましょう。
出入り口からソファ、キッチンや洗面室までの通路にものが多いと、移動のたびに小さなストレスが溜まります。掃除もしにくく、家事効率にも影響を与えてしまいます。
居心地の良さと動きやすさを両立させるには、通路とくつろぎスペースを分けてゾーニングすることが大切です。家事動線や家族のライフスタイルを考えると、最適なレイアウトがイメージできるはずです。
4.配色を考える
リビングを快適かつおしゃれな空間に変身させるには、カラーコーディネートで視覚から訴えかけることも一つの方法です。
インテリア配色は【ベースカラー70%・アソートカラー25%・アクセントカラー5%】の比率でコーディネートするのが基本です。雑誌やSNSなどで見かけるおしゃれなお部屋をよく見ると、この黄金比でカラーコーディネートされていることがほとんどです。
ベージュやグレーなど落ち着いた色をベースに、家具やカーテンでアソートカラーを調整します。クッションやアートなどの小物でアクセントを効かせると、全体がバランスよくまとまります。
5.収納スペースを確保する
おしゃれで快適なリビングを保つためには、何をどこにしまうか考えることも重要です。
リビングは家族が集まる場所だけに物が増えやすく、収納が足りないとすぐに生活感が出てしまいます。狭いリビングや一人暮らしのお部屋では収納付き家具など機能性を兼ねたアイテムを選ぶのがおすすめです。
収納のコツは「一つひとつのものに住所を与えること」です。しまう場所を決めて家族に共有するだけで片付けの仕組みが整い、いつでも整理された空間を維持できます。
生活感の出やすいものはおしゃれな収納ケースにまとめて、ごちゃつきやすいものもインテリアの一部として活用するのはぜひ真似してほしいテクニックです。
参考にしたい!リビングのインテリアコーディネート事例9選
ここからはおしゃれなリビングのコーディネート事例を見ていきましょう。
1.インテリア配色が見事な洗練された空間

まずは、モダンかつラグジュアリーなテイストに統一されている事例をご紹介します。
個性的な照明やアートが上手にまとめられたこちらの空間は、ベースカラーにナチュラルな木目をチョイス。主役となるアソートカラーにはブラックを、アクセントカラーに選んだレッドが全体を引き立てているのがわかります。
家具のデザインはどれもシンプルですが、インテリアと配色のセンスが見事で洗練された空間に仕上がっています。ホテルのスイートルームのような上質さがQOLを向上させてくれそうですね。
2.ホワイト×グレーの組み合わせが開放感と清潔感を演出

大きな窓から差し込む日差しが心地良いこちらの事例は、ホワイトを基調とした配色で広く見せる効果が表現されています。濃淡のあるグレーが空間にメリハリを演出しています。
こちらは背の低いソファを配置し、リビングと寝室をさりげなくゾーニングするレイアウトです。家具を壁側に配置することで動線もしっかり確保されています。
家具は必要最低限で一見シンプルに見えますが、レンガ調のクロスや飾り棚が空間にアクセントを加えています。物足りないかも?と思った時は、この事例のように観葉植物のグリーンをプラスしてみてください。
3.遊び心満載のインダストリアルなコーディネート

レンガ壁や革張りソファ、アイアン家具でインダストリアルスタイルを極めた事例です。
一つひとつの家具はどれも存在感がありますが、インダストリアルの空間によく馴染み、悪目立ちしているものは一つもありません。ダークブラウンとブラックは主張の強い色ですが、天窓からの景色や観葉植物が自然のやわらかさをプラスしています。
住む人の“好き”を詰め込んだリビングは、まるで秘密基地にいるようなワクワクが楽しめるリビングです。ゲストにも褒められること間違いなしのコーディネートです。
4.広々とした空間はまるでモデルルームのよう

木目のあたたかさと大きな窓から差し込む日差しが心地良いこちらのリビング。
家具は最低限に抑えられていますが、一つひとつが個性あるデザインで、モデルルームのようなおしゃれな空間に仕上がっています。広いリビングに余裕を持って家具を配置できる、何ともうらやましいレイアウトです。
開放感あふれる空間に余白を活かしたレイアウトは、来客時に椅子やサイドテーブルを追加しても圧迫感が出ません。暮らしに合わせて柔軟にアレンジできるのも広いリビングの魅力ですね。
5.ホワイトで統一された清潔感あふれるナチュラルテイスト

ホワイトを基調とした癒しの空間が広がっています。
ホワイトは清潔感や広さを演出したい時におすすめの色ですが、すべてホワイトにすると全体がのっぺりとした印象になりがちです。こちらの事例ではグリーンや小物でさりげないアクセントを加え、ホワイト系コーディネートのデメリットを上手に解消しています。
クッションカバーやブランケットは、季節ごとに素材を買えるだけでまた違った雰囲気が楽しめます。やわらかな空間でゆっくりと過ごすことができそうですね。
6.縦長リビングをシンプルモダンにコーディネート

縦長リビングのコーディネートでお悩みの方に参考にしていただきたい事例です。
お部屋はそれほど広くありませんが、L字ソファを大胆に配置することでくつろぎスペースをしっかりと確保。テレビスタンドにホワイトをチョイスすることで圧迫感も軽減されています。
モノトーンの配色でモダンな雰囲気を演出しつつ、ラグの柄にもほどよい個性を感じます。趣味のギターもいいアクセントになっていますね。
7.快適性を追求した一人暮らしのリビング

一人暮らしのリビングは、すべて自分好みにコーディネートできることが最大の魅力です。こちらの事例はこたつ布団やラグ、ソファのファブリックに暖色系を取り入れて、リラックスできる空間づくりを追求しています。
一人暮らし向けの賃貸住宅はコンパクトな間取りが多く、家具を配置すると狭く見えがちです。そんなデメリットを解消するのが大きな窓です。
採光を活かしつつ、無地の明るいカーテンを選ぶことで圧迫感が軽減されています。また、家具を左右にバランスよく分けて配置することで動線も確保され、日常生活の利便性と居心地を両立させています。
8.ナチュラルな空間にさりげない装飾がおしゃれ
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ベースカラーにホワイトとベージュをチョイスし、ブラウンのソファや木製家具を組み合わせることであたたかみのあるナチュラルテイストにまとめたコーディネートです。
L字型のソファは家族が集まってくつろぐのに最適で、かつ空間を仕切る役割も担っています。縦長の間取りを上手にゾーニングしながら、奥のデスクスペースやキッチンへの移動もスムーズです。
照明器具やカーテンの柄にさりげない装飾性を取り入れている点も、シンプルすぎないおしゃれさを演出しています。収納は壁面を活かしつつ、余計な家具を置かないことで空間を広々と見せている点も高評価です。
9.中庭のグリーンに癒される和モダンテイストのリビング

ナチュラルな木目とホワイトのファブリックを基調にした、落ち着きのあるシンプルモダンなコーディネートです。
大きな掃き出し窓から中庭の緑を望むことができ、室内と屋外がつながるような開放感を演出しています。室内にいながら森林浴が楽しめる空間は癒し効果抜群です。
一つひとつの家具やインテリアに派手さはありませんが、自然豊かな中庭との対比で品よくまとめられた室内が際立ちます。移ろいゆく景色を眺めて過ごす時間が、生活の質を高めてくれそうですね。
インテリアコーディネートにまつわる質問

Q.インテリアの3色ルールとは何ですか?
インテリア配色をベースカラー70%・アソートカラー25%・アクセントカラー5%の割合でまとめることです。
色数を絞ることで統一感が生まれ、色彩バランスの取れた空間になります。インテリア配色についてはこちらの記事もご覧ください。
Q.リビングを広く見せるレイアウトはありますか?
奥行きがあるように見せるため、家具を壁際に沿わせて配置する方法があります。新築であれば吐き出し窓や天窓、吹き抜けにすると一層開放感が増します。
家具は背の低いものを選んだり、ベースカラーを明るい色にすることで余白があるように見せることができます。
Q.インテリアコーディネーターに依頼するといくらかかりますか?
依頼内容やお部屋の広さによって異なりますが、リビングのみのコーディネートであれば数万円〜数十万円程度が目安です。
株式会社COLORHOUSEでは3種類のプランをご用意しております。お客様のご要望に合わせたご提案をさせていただきます。
まとめ

リビングは家の中心となる場所であり、時にゲストを迎える大切な空間でもあります。
だからこそ見た目と居心地を両立させ、誰もが快適に過ごせる空間に整えることが大切です。今回ご紹介した事例のように、ちょっとしたアイデアや工夫を取り入れるだけでリビングは驚くほどおしゃれで落ち着く空間に変わります。
新築やリフォーム、模様替えを検討されている方は、ぜひ本記事のポイントを参考にしてみてください。
「失敗したくない」「プロに相談してみたい」という方は、株式会社COLORHOUSEまでお気軽にお問い合わせください。色彩計画が強みのインテリアコーディネーターが、お客様の理想のリビングを実現するお手伝いをさせていただきます。
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