
ソファなしのリビングは心地よさ半減?デメリットやレイアウト事例
近年、リビングにソファを置かないレイアウトが注目されています。理由は色々ありますが、ライフスタイルの多様化によって“ソファをあえて置かない”選択肢が新たなスタンダードになりつつあります。
一方で、ソファのないリビングは「くつろげない」「来客時に不便」と感じる方がいるのも事実です。そこで今回は、ソファのないリビングが快適性や利便性にどのような影響を与えるのかをインテリアのプロ目線で考えてみようと思います。
ソファのないリビングのメリット・デメリットやレイアウト事例もご紹介するので、リビングのレイアウトでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
ソファなしのリビングは不便?

ライフスタイルや住空間の多様化が進む昨今、リビングにソファは必須という考え方も変わりつつあります。
不便かどうか?で考えてもその答えは人によって異なり、ソファでくつろぎたい方もいれば、あえて配置しない選択をする方もいます。暮らしに合えば、ソファなしの方が生活の質が向上すると考える方もいるのです。
例えば、赤ちゃんがいるご家庭では落下によるケガのリスクを避けることができます。ソファよりも、広々とした床に寝転んでリラックスしたい方もいるでしょう。
ソファなしのリビングにはメリットもデメリットもあるので、両者を比較したうえでどちらが快適か判断するのが正解です。
ソファなしのリビングのメリット

ソファのないリビングには次のメリットがあります。
- 部屋を広く使える
- 掃除しやすい
- 費用を節約できる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
1.部屋を広く使える
ソファのような大型家具はリビングの床面積を占領するので、狭い空間ほど存在感を主張します。
ソファを配置しなければ圧迫感が軽減され、部屋を広く見せることができます。その分お部屋を広く使えるので、間取りの選択肢が広がる点は大きなメリットです。
2.掃除しやすい
ソファがあると、ソファの下や壁に面した背面にホコリが溜まりやすく、掃除の手間がかかります。
ソファがなければ掃除機やモップのアクセスが良くなり、日々のお掃除が楽になります。かがみ込んで掃除をしたり、ソファをずらしたりする手間がなくなるだけで家事効率が大きく改善されるでしょう。
また、ペットのいるご家庭やアレルギー持ちの方にとって、室内環境を清潔に保つことは健康管理の基本です。掃除のしやすさは時短と衛生面の両方にメリットをもたらします。
3.費用を節約できる
サイズや素材、ブランドにもよりますが、ソファを購入するとなるとそれなりの費用がかかります。コンパクトな二人掛けソファはお手頃なものでも2〜3万円、デザインやブランドにこだわったり2台置きしようとすれば費用は数十万単位です。
ソファがなければその分の費用を節約でき、別のことに予算を充てられます。ソファのような大型家具は廃棄にもお金がかかるので、将来的に見てもコストカットできる点はうれしいポイントかもしれません。
ソファなしのリビングのデメリット

ソファなしのリビングには以下のデメリットもあります。
- 来客用の椅子がない
- 体に負担がかかる
- 背の高い家具と相性が悪い
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
1.来客用の椅子がない
ソファなしのリビングでは、来客時の対応を考える必要があります。ゲストを交えて会話やお茶を楽しむのに、座る場所がなければどことなく落ち着きません。
とくに、高齢者の来客や長時間の滞在が想定されるシーンでは快適性が求められます。来客がほとんどなけば気にする必要はありませんが、万が一に備え折りたたみ椅子を1〜2脚用意しておくことをおすすめします。
2.体に負担がかかる
ソファなしのリビングでは、ソファの代用としてくつろげる家具や小物を用意する必要があります。
というのも、ソファの背もたれや肘掛けは長時間座っても体が疲れないよう設計されています。座っているだけで体を休めることができますが、ソファがなければそれができません。
床に座ると足腰に負担がかかるだけでなく、秋冬は体の冷えが気になります。とくに、高齢者のいるご家庭では体への負担を軽減する工夫が必要です。
3.背の高い家具と相性が悪い
リビングにソファを置かないレイアウトは床面積が広がるメリットがある一方で、低い位置に視線が注目されがちです。
そのため、背の高い家具を配置すると視覚的な錯覚が起こり、圧迫感が強調されたりかえってお部屋を狭く感じさせてしまうことがあります。
ソファなしのリビングでインテリア全体のバランスを保つには、配置する家具を背の低いものにすることが大切です。家具の目線を全体的に下げることで圧迫感を軽減できます。
ソファなしのリビングを快適にするアイデア

ソファなしのリビングの快適性を高めるにはいくつかのコツがあります。
- ソファの代わりになるものを置く
- ダイニングのインテリアを工夫する
- クッション性の高いラグ・カーペットを敷く
それぞれのポイントを詳しく解説します。
1.ソファの代わりになるものを置く
ソファなしのリビングには、ソファの代わりになる代替アイテムを用意すると便利です。
▼ソファの代用としておすすめのアイテム
| スツール | コンパクトで移動しやすく、来客時にも活用できる。 |
| ビーズクッション | 床座りが快適になる。やわらかく移動も楽。 |
| 折りたたみ椅子 | 来客時のみ使いたい場合におすすめ。収納場所が必要。 |
スツールは背もたれや肘掛けのない一人掛けの簡易椅子のことで、腰掛けたりちょっとした小物を置くのにも便利です。片手で持ち運べるサイズ感なので、お掃除の際も手間がかかりません。
快適性を重視するなら、すっぽりと体を包み込んでくれるビーズクッションもおすすめです。人気のヨギボーは色やサイズ、形が豊富で、選ぶ楽しみもあります。
来客用に用意するなら、普段はコンパクトに収納できる折りたたみ椅子やスタッキングチェアもいいでしょう。近年はデザイン性の高いものも増えており、来客時だけのインテリアとしても楽しめます。
2.ダイニングのインテリアを工夫する
リビングとダイニングが連続した一つの空間として機能する間取りでは、ダイニングテーブルとチェアをくつろぎスペースとして活用する方法もあります。
たとえば、長めのダイニングチェアを壁付けに配置すると壁が背もたれの役割を担い、ソファのように座ることができます。クッション性の高いチェアであれば、長時間座っても疲れません。
ダイニングスペースをリビングの中心と捉えることで、ソファを配置しなくても居心地のいい空間を演出できます。このテクニックは1LDKにも使えるので、省スペースを意識したい方はぜひお試しください。
3.クッション性の高いラグ・カーペットを敷く
ソファなしのリビングは床に座る時間が増えるため、体の負担を軽減するラグやカーペットが必要です。
クッション性が高く滑りにくいラグであれば、床座りをしたり寝転んだりしても心地よく過ごせます。クッションとブランケットがあれば、短時間のお昼寝も可能です。
ふかふかした素材は見た目にもくつろぎ感が向上するので、視覚的な居心地のよさも演出できるでしょう。また、ラグやカーペットはインテリアのアクセントにもなるので、色や柄、質感にこだわることでお部屋全体の雰囲気づくりにも役立ちます。
子どもがいるとソファなしのリビングは不便?

子育て世代のリビングには、くつろぎや団らんだけでなく遊びや勉強などの用途が求められます。
ソファがあるとリラックス空間を保ちやすいメリットがありますが、その一方で片付けや安全性の観点でデメリットと捉えられることもあります。
たとえば、ソファの下におもちゃが転がると掃除の手間が増えたり、気付かずに何ヶ月も放置してしまう…というのはよくあるお話です。つかまり立ちをする頃にはソファによじ登り、目を離した隙に落下してしまったという経験がある親御さんもいるでしょう。
このような理由から、近年はあえてリビングにソファを置かない選択をする方が多いようです。子育て世代のお客様とお話すると、親御さんの考え方やお子さんの成長に合わせて柔軟に対応されている方が増えていると感じます。
先述の通り、ソファなしのリビングにはメリットもデメリットもあります。リビングにソファを置くべきか否かお悩みの方は、家族全員が安心快適に過ごせるかどうかを意識すると自分たちにとって最適な答えが見えてくるはずです。
ソファなしのリビングのレイアウト事例
最後に、ソファのないリビングで参考にしたいおしゃれな事例をいくつかご紹介します。
事例1.一人掛けチェアでつくる“余白のあるリビング”

こちらは余白をたっぷり残したミニマルデザインのリビングです。広々とした空間ですが、あえてソファを置かず、一人掛けのチェアをちょこんと配しているのが隠粗油的です。
ソファのない空間には、全体のバランスを取りやすい背の低い家具がマッチします。インテリアを最小限に抑えることで一つひとつが目立つので、アイテムを品よく並べるのもポイントです。
シンプルで静かなリビングは、ゆっくりと心を落ち着けるのに最適な空間です。
事例2.自然素材に囲まれたくつろぎの一角

こちらは木のぬくもりとやわらかな光が調和するナチュラルテイストの空間です。ソファを置かず、軽やかなラタンチェアと個性的なローテーブルの構成が、開放的でリゾートライクな印象に仕上げています。
木とラタンの優しい印象にアクセントを加えているのが、さりげなく添えられたグリーンと幾何学アートです。空間にメリハリが生まれ、ワンランク上のリビングへと変身します。
事例3.ダイニングとリビングの兼用でスマートな暮らしを

リビングとダイニングを分けず、ダイニングテーブルをくつろぎの場にした事例です。シンプルな木製家具で統一しつつ、余白を残すことで空間にゆとりを感じさせます。
壁面収納には食器類や生活感が出やすいものを、オープンシェルフにはおしゃれなインテリアを並べてダイニングっぽさを上手に隠しているのがポイント。食事も団らんも楽しめる多機能リビングダイニングの好例です。
まとめ

ソファのないリビングと聞けば「体が休まらない」「落ち着かない」と感じてしまいますが、ちょっとした工夫で快適性は大きく向上します。
お部屋を広く使うことができ、掃除の手間を減らせるのはソファのないリビングで過ごすうえでの究極のメリットです。気軽に腰掛けたり横になれる工夫をすれば、ソファのないリビングも心地良い空間に大変身します。
ソファのないリビングに興味がある方は、まず家族構成やライフスタイルに合うかどうかを考えてみることをおすすめします。来客時の対応や体への負担を考慮し、自分たちの暮らしに最適かどうかイメージしてみるといいでしょう。
ソファなしのリビングづくりでは、インテリアコーディネートのプロに相談するのも一つの方法です。株式会社COLORHOUSEでは、お客様の理想やこだわりを形にするご提案が可能です。
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